水ぶくれとは? わかりやすく解説

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みず‐ぶくれ〔みづ‐〕【水膨れ/水×脹れ】

読み方:みずぶくれ

皮下水疱(すいほう)ができてふくれること。また、そのものみずばれ。「やけどの跡が—になる」

をたくさん含んでふくれていること。また、そのもの。「ぶよぶよと—のようなふとり方」


水疱

(水ぶくれ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/25 01:58 UTC 版)

水疱(水ぶくれ)
足のII度の熱傷後に形成された水疱。緊満性である。
分類および外部参照情報
診療科・
学術分野
皮膚科学
ICD-10 T14.0
ICD-9-CM 919.2
DiseasesDB 1777
MedlinePlus 003239
Patient UK 水疱
MeSH D001768
湿疹の三角形

水疱(すいほう)とは、皮膚疾患などでみられる皮疹の一つ。一般に水膨れ水ぶくれ(みずぶくれ)と呼ばれる。皮膚の表皮中または表皮下にサラサラとした水分がたまり、半球状に隆起した状態を指す[1]。中の水分は損傷した組織からしみ出た血清タンパク質などである[2]。ふつうは表皮にでき治りも早く痕も残らないが、全身性疾患に伴って皮膚の深い層にできた水疱は治癒に時間がかかり痕が残ることがある[2]

湿疹(湿疹の3角形)でみられる滲液性丘疹は、丘疹の上に小水疱が出現している状態をいう。

原因

水疱の原因はウイルス感染のものとそれ以外に分けられる。ウイルス以外でできる水疱は、虫さされ[3]、熱傷(II度)[1][3]、湿疹[1]水虫[3]、靴擦れ(肉刺[3]天疱瘡[2][3]水疱症[1]など多種多様である。ウイルス感染でできる水疱は、ヘルペス感染症[1]水痘(水疱瘡)[1]がある。

分類

大きさによる分類

性質による分類

緊満性水疱
水疱膜が厚くなかなか破れないタイプ。真皮または表皮と真皮の間など比較的深いところに出現する。水疱性類天疱瘡・疱疹状皮膚炎でみられる。
弛緩性水疱
水疱膜は薄くすぐ破れるタイプ。表皮内など浅いところに出現する。尋常性天疱瘡でみられる。
汗疱状水疱
足底や手掌の角層の厚いところにできる。表面が厚い角層で覆われているため破けず、小さい白色の粒のように見える。汗疱状湿疹白癬でみられる。

治療

水疱のできた原因により治療法は異なる。ウイルス性の場合は抗ウイルス剤などで治療する。ウイルス以外の水疱、たとえば熱傷による水疱などには標準的な治療法はない。水疱を破くか破かないかは賛否両論である。水疱が破れてしまったときは破けた皮膚を除去しフィルム剤を貼って治療する。ジャガイモアロエを使った民間療法は治癒を遅くするだけであるので避けるべきである。

水疱のみられる疾患

鑑別

  • 膿疱:内容物は白血球でありドロドロしている。

出典

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  1. ^ a b c d e f 医学用語辞典”. 健康診断.com. 2012年3月11日閲覧。
  2. ^ a b c メルクマニュアル家庭版”. Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.. 2012年3月11日閲覧。
  3. ^ a b c d e 水ぶくれ(水疱)”. ここカラダ. 2012年3月11日閲覧。

参考文献

  • 日本獣医内科学アカデミー編 『獣医内科学(小動物編)』 文永堂出版 2005年 ISBN 4830032006
  • 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104

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