偽装表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/12 10:05 UTC 版)
2007年、「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」(JAS法)の定義上「地鶏」に該当しない鶏肉に対し、「宮崎地鶏」や「地鶏炭火焼」と表示する事例が相次いで判明した。食品加工業者らは「地べたで飼う鶏を『地鶏』と呼ぶ」、「地元の鶏は地鶏だ」 と主張し、宮崎県外産のブロイラーなどを使用していた。また、1980年代以前の宮崎県では卵を産めなくなった採卵用雌鶏(いわゆる廃鶏)を「地鶏」として食用に供していたとの指摘 があり、宮崎県議会議員坂元裕一によれば現在でも行われている疑いがあるとされる。 なお、JAS法の規定に全業者が従う必要はないものの、地鶏以外の鶏を地鶏加工品として販売する場合、景品表示法違反に該当する可能性がある。 「みやざき地頭鶏普及促進協議会」では、みやざき地頭鶏使用製品に生産者番号を貼付(トレーサビリティ化)し信頼性の向上を図るとしている。 「地鶏」も参照 2004年に商品の違いを明確にするため「みやざき地鶏」より「みやざき地頭鶏(じとっこ)」と命名された。宮崎県当局により親鶏が管理され、生産者を限定し雛鶏を供給している。 2008年にみやざき地頭鶏で特許庁より商標登録を受けることで偽装表示を防いでいる。 2010年にみやざき地頭鶏で特許庁より地域団体商標登録を受けることで明確な取引先以外の偽装表示を防いでいる。
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偽装表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 18:01 UTC 版)
2022年(令和4年)3月28日、イモ菓子「芋せんべい」、「芋あられ」、「甘藷先生」の3商品について、宮崎県川南町や川越市内の別の製造業者から仕入れた菓子を自社で袋詰めしただけにも関わらず、包装に「自社製造」と偽装表示して販売していたことを公表した。食品表示法に基づく基準では、加工業者は製造業者を名乗って表示することはできない。川越市保健所は3月28日に食品表示法に基づいて改善指導した。 FRIDAYに対し、元従業員が「他社の商品を箱から出し、乾燥剤とともに自社の袋に詰め替えている。他社よりも量が少ない上に高値で販売される」と内部告発したことで明らかになった。同社は「新型コロナへの対応に追われ、製造者と加工者をそれぞれ記載したシールを貼るのを失念してしまった」としている。
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