新型コロナへの対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 08:21 UTC 版)
2020年、Covid-19の流行拡大に伴い隔離検疫など水際対策に従事。包含武漢包機歸國、中央流行疫情指揮中心(CECC)で医療応変組組長に就任し、武漢からのチャーター便帰還では12人の医療人員とともに直接現地入りしたほか、クルーズ客船スーパースター・アクエリアスの寄港でも現場で陣頭指揮を担当した。武漢天河空港からの同胞帰還作戦では、全身防護服かつ一度も飲食や排泄もできない過酷な状況下での帰還を果たしている。 指揮中心には伝染病防治法に基づき市民の行動制限を伴う強力な指揮権限を与えられているが、王自身は自身の医療改革の任務の1つとするほど医療におけるサービス(服務)品質を重視し、王はコロナ禍で増設された集中検疫所でも隔離対象者を安心させるために満足度調査を元に標準作業手順書(SOP)を随時修正している。 医福会の執行長という職務は本来は現場で直接指揮を執る必要のない最高責任者であるにもかかわらず、第一線で感染者の選別やスクリーニング、検査業務に携わっているが、本人は「部立医院は衛生福利部の傘下であり、部長(保健相)が人材の動員を管理し、自分はその歩兵にすぎない。」という解釈を示し、「同志である従事者が心配なら最前線にも行く必要があるし、(あなた方)記者よりも早く現場にいれば彼らを不安にさせることもない」としている 。 所属する北栄総医院にある1億NT$超の検体自動処理機器や全国26ヶ所の部立医院、48ヶ所の集中検疫所をフル活用した。台北都市圏を中心に市中感染が拡大すると、集中検疫所が市内に全くなかった新北市や1ヶ所のみだった台北市の陽性者を中南部に所在する中央政府管轄の集中検疫所で引き受けた。 2021年8月、職域内感染が多発した台湾電力の本社ビル(台電大楼)を視察、2021年9月、エバー航空乗務員による家庭内感染を起因とする市中感染事案では乗務員の子息が通う学校で1日2,656人のPCR検査を実施(翌日全員が陰性と判明もデルタ株のため14日間休校)。
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