作詞家活動とは? わかりやすく解説

作詞家活動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 04:41 UTC 版)

永六輔」の記事における「作詞家活動」の解説

1959年作曲家中村八大からの依頼きっかけ作詞家として活動始める。この年、「黒い花びら」で第1回日本レコード大賞受賞1959年 - 1966年にかけて中村八大とのコンビにより数々ヒット曲飛ばし、特に1961年坂本九が唄って大ヒットした「上を向いて歩こう」がアメリカ合衆国で『スキヤキ・ソング』(Sukiyaki)とタイトル変えビルボード』のウィークリーチャート(Hot 100)で1位(1963年6月15日付けから3週連続)に輝くという金字塔打ち立てた。 しかし、この曲の録音の際、永は坂本九の「ウヘホムフイテ、アールコホゥホゥホゥ」という独特の節回し歌いだしを聴いて、耳を疑い「おまえ、どこにホゥホゥホゥと書いてあるんだ」と激怒しこれではヒットしないと考えた舞台の袖にいた俳優水谷良重は「こういうヒットするのよね」と言っていた。永の予感外れ全米ヒットチャートでも1位に輝くなどしたが、後に永は坂本幼児期から清元小唄仕込まれていたことを知り、「あの歌い方は邦楽だった。彼の中に日本の伝統生きていた」と自分自身納得させた。 「上を向いて歩こう」は当時大人気だったNHK音楽バラエティ番組夢であいましょう」(作・構成永六輔)の”今月の歌”で歌われたことにより一気日本中でヒットしたが、この番組からは数々の歌が生まれ六輔・八大・九の3人による歌がヒットするにつれ、「六・八・九トリオ」と呼ばれるようになったまた、同じように「夢であいましょう」の”今月の歌であったこんにちは赤ちゃん」も第5回レコード大賞受賞している。 作曲家いずみたくと共に作ったミュージカル見上げてごらん夜の星を」からのタイトル曲も、「上を向いて歩こう」と並んで坂本九代表曲となっている。 永が作詞家として全盛期迎えたのは、日本のミュージックシーンに作詞・作曲から歌まで1人手がけるシンガーソングライター登場した時期でもあった。ビートルズ来日した1966年は、美輪明宏が「ヨイトマケの唄」を、さらに荒木一郎が「空に星があるように」を、自ら作詞・作曲歌ってヒットさせた年でもある。 ラジオ活動重きをおくようになった1967年以降作詞活動から後退し1969年以降付き合いを除く作詞活動から撤退した作詞をやめた理由としては、「テレビ出れば何でも流行するのか」と怖くなったことがあげられるまた、永が多くの詞を提供した作曲家である中村八大いずみたく2人は、同世代であり互いの曲を意識しあったが、共通の友人でもある永には複雑な思いがあった。特に板挟みのような状況ではなく作曲家2人は仲が良かったのだが、それだけに「友達でいることを優先」したかったことも、その理由ひとつだったと後に本人述べている。それとともにシンガーソングライター出現により「自分歌いたい歌を作詞すればよい」と思うようになったということあげられるが、それはシンガーソングライター否定するものではなくきたやまおさむとは『土曜ワイド』にたびたびゲストとして招いたり、逆にNHK-FMの『きたやまおさむのレクチャー&ミュージック』に永がゲスト出演する2010年12月10日17日など)という仲である。 永は1974年野坂昭如小沢昭一中年御三家結成して日本武道館コンサート行いビートルズ以来と言われるほど盛況であった2003年に「帰ってきた中年御三家コンサートNHKホール行ったが、野坂病気のため不参加)。

※この「作詞家活動」の解説は、「永六輔」の解説の一部です。
「作詞家活動」を含む「永六輔」の記事については、「永六輔」の概要を参照ください。

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