他方言との対応とは? わかりやすく解説

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他方言との対応

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 08:40 UTC 版)

秋田弁」の記事における「他方言との対応」の解説

現代日本語諸方言のアクセントは、11世紀末から12世紀の『類聚名義抄』に記録されているようなアクセント体系変化して派生した考えられている。当時京都アクセント体系高起式と低起式を区別し上げ下げ弁別するものだった考えられている。現代京都アクセント高起式と低起式を区別し下げ弁別するものである。また東京アクセント秋田アクセント下げのみを弁別するものである院政時代京都アクセント現代のほとんどの方言よりも区別する型の種類が多い複雑なのだった院政時代京都アクセントにあった型の区別を「類」という。例え二拍名詞には五つの類があり、一類二類、三類、四類、五類のように呼ばれている。現代諸方言は「類」の区別統合した姿をしている。また、語が持つ母音子音などの条件によって類が複数の型に分裂している例もある。 秋田アクセントは、名詞の類の統合仕方などが東京などと異なり東京式アクセントの中の「外輪東京式」に分類される一方共通語アクセントは「中輪東京式」である。外輪東京式原型に近いものは大分県愛知県豊橋市などに分布する秋田アクセント外輪東京式原型から、直後音節広母音(ア・ウ・オ)を持つ場合限りの一音節後退起こした変種である。

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他方言との対応

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/19 13:50 UTC 版)

秋田弁のアクセント」の記事における「他方言との対応」の解説

現代諸方言のアクセントや、院政時代頃からの京都文献記録されているアクセント対応関係から見て11世紀末から12世紀の『類聚名義抄』に記録されているようなアクセント体系変化して現代日本語諸方言のアクセント派生した考えられている。当時京都アクセント体系高起式と低起式を区別し上げ下げ弁別するものだった考えられている。現代京都アクセント高起式と低起式を区別し下げ弁別するものである。また東京アクセント秋田アクセント下げ弁別する。なお、秋田隣接する青森県岩手県沿岸北部雫石町など)には昇り弁別するアクセントがある。 院政時代京都アクセント現代のほとんどの方言よりも区別する型の種類が多い複雑なのだった院政時代京都アクセントにあった型の区別を「類」という。例え二拍名詞には五つの類があり、一類二類、三類、四類、五類のように呼ばれている。現代諸方言は「類」の区別統合した姿をしている。また、語が持つ母音子音などの条件によって類が複数の型に分裂している例もある。 秋田アクセントは、名詞の類の統合仕方などが東京などと異なり大分県大分市愛知県豊橋市方言アクセントなどに近い。東京式アクセントは「内輪東京式」「中輪東京式」「外輪東京式」に分けられるが、秋田や大分、豊橋アクセント外輪東京式分類され東京広島などの中輪東京式名古屋岡山などの内輪東京式とはかなり早い段階分かれた考えられる外輪東京式原型に近いアクセントは、岩手県沿岸中北部新潟県中南部から長野県北部及び最南端)、静岡県西部から愛知県東部鳥取県西部島根県中部大分県から福岡県東部分布している。秋田アクセントは大分や豊橋のようなアクセントから、直後音節広母音(ア・ウ・オ)を持つ場合限りの一音節後退起こした変種である。従って語の持つ母音条件による類の分裂起こしている。このようなアクセント秋田県の他に、北海道のほとんど、青森県岩手県沿岸中北部南部を除く)、山形県西部新潟県北部までと、飛んで島根県東部出雲地方分布している。にかほ市象潟町沿岸南部から山形県遊佐町沿岸北部にかけて、この後退起こしておらず外輪東京式原型に近い地域がある。

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