他のアンドロイド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 17:56 UTC 版)
「データ (スタートレック)」の記事における「他のアンドロイド」の解説
先に作られ(物語上)実際に起動された同タイプのアンドロイドとしてローア、映画『ネメシス/S.T.X』に登場したB-4が存在する(ジャン=リュック・ピカードが英単語の"before"と引っ掛けていると言及。B-4は他の二人に比べて信号伝達回路が単純《未発達?》なため、機能が制限されている模様)。B-4にはデータの記憶が転送されるが、その後不具合により記憶をシミュレーションに転送したのちに、停止・分解されている(『スタートレック:ピカード』)。 ローアとデータは機能上ほとんど差異は無いが、データには感情を持たせるためのチップが存在しない。ローアは感情チップの設計に失敗したためか、「残忍で邪悪」な行動を取るようになった(ジュリアナ・オドネル博士の発言)ため、「後で修理をするつもり」(ヌニアン・スン博士の発言)で停止・解体させられた。この反省から、スン博士は感情のないアンドロイドを作ろうと考えてデータを作り出した。第35話「人間の条件」、第64話「アンドロイドのめざめ」、第85話「ヒューマン・アンドロイド・データ」などはデータが人間性を学んでゆくプロセスを軸にストーリーが展開する。 ちなみに、ローアはデータの為の感情チップをスン博士を騙して手に入れ装備したが、人格そのものはゆがんだ性格のままだった。 データが作った自身のコピー体である『子供』も存在する。ラルと名付けられた個体で、ラル自身が外見を選ぶ事により地球人の女性となり、連邦はアンドロイドが発明したのか? 種族の子孫誕生なのか?といった定義を突きつけられた物語が進行する。 宇宙大作戦第74話「6200歳の恋(Requiem for Methuselah)」においてフリントによって作成されたアンドロイド・レイナが登場する。 データより後に作られたアンドロイドも存在する。第161話「アンドロイドの母親」に登場した、データのもう一人の開発者であるジュリアナ=オドネル博士の複製である。事故によって昏睡状態となったジュリアナの記憶を、スン博士が新たなアンドロイドの身体に移植したものである。感情を持ち、各種スキャンには人間にしか見えないような反応を返し、老化現象を起こすなど、限りなく人間に近い作りになっているが、本人にアンドロイドである自覚はなかった。 『スタートレック:ピカード』ではデータ自身の神経回路をクローニングして有機物の肉体に移植された双子の"娘"のダージとソージが登場する。 2009年に公開された映画『スター・トレック』(ST11)のプロローグに当たる『Star Trek: Countdown』において、B-4は2380年代にはデータとして活動しU.S.S.エンタープライズEの艦長(大佐)を務めているとされていたが、元々映像化されたもの以外は正史としては扱われず、 『スタートレック:ピカード』が配信されてからはこれらの設定は非正典となった(『スタートレック:ディスカバリー』放送開始後の各シリーズから、それぞれに関連して出版される書籍類も正史扱いとなる事になった)。 非正典ではあるが、後にQによりB-4のボディを用いて復活(自叙伝「ジャン=リュック・ピカード」デイヴィッド・A・グッドマン[編]2018年初版)。その後エンタープライズEの艦長に就任し大佐となる(Star Trek:Countdown)。
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