人物及び略歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 06:35 UTC 版)
「ウォルター・アファナシェフ」の記事における「人物及び略歴」の解説
ウォルターは、ブラジルのサンパウロで、ロシア人夫婦ニキータとタチアナのもとに生まれる。 父はレニングラード出身、母はハルピン出身。1950年代初期にブラジルで出会った。高校の卒業作文に「エマーソン、レイク&パーマーのキース・エマーソンよりもうまく書いて演奏する」と書いていた。 1980年にジャズ・バイオリン奏者のジャン=リュック・ポンティと共演を始めた。後にThe WarriorsをギターのJoaquin Lievanoと結成、1980年代の主要なプロデューサー、ナラダ・マイケル・ウォルデンの下で腕を磨き、プロデューサーとなった。 1985年にホイットニー・ヒューストンのデビュー・アルバム『そよ風の贈りもの』にキーボードで参加、大ヒットした。 この時期に007シリーズ映画『007 消されたライセンス』の主題歌(グラディス・ナイト)をウォルデンと共作・制作。 1997年映画『タイタニック』主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」(セリーヌ・ディオン)が最大のヒットを記録した曲のひとつである。 他にもディズニー映画『美女と野獣』、『アラジン』の「ホール・ニュー・ワールド」、『ノートルダムの鐘』などに携わった。1997年の映画『ヘラクレス』のマイケル・ボルトン『Go the Distance』はアカデミー賞にノミネートされている。 レコーディングではキーボード、シンセサイザー、ドラム・プログラミングを担当。日本のドラマー、村上 “ポンタ” 秀一は自伝でウォルター・アファナシェフのドラム・プログラミングを手放しで褒めたことがある。 彼のキャリアを語る上で最も重要な仕事として、1988年-1998年にかけてのマライア・キャリーとの共同作業が挙げられる。中でも、マライアと共同プロデュース及び共作し、すべての楽器演奏も担当した「ヒーロー」は、『ミュージック・ボックス』からのセカンドシングルとしてリリースされ、1993年12月25日付のBillboard Hot 100で1位となった。最終的に4週連続で1位を獲得し、マライアの代表作となるとともに、コンサートのラストを飾る定番曲となった。 マライア、ボーイズIIメンとは「ワン・スウィート・デイ」も共作、1996年に16週間(4か月)トップになり、グラミーのRecord of the Year、Best Pop Collaboration with Vocals、ASCAPの Song of the Yearを受賞。 2012年、マライア・キャリーと15年ぶりに共作した。
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