人物同定の根拠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/13 06:23 UTC 版)
「エリザヴェータ・ヤロスラヴナ」の記事における「人物同定の根拠」の解説
14世紀直前までのルーシの史料には、「エリザヴェータ」という名前を記したものはない。また、同時代までのルーシの年代記(レートピシ)にも、キエフ大公ヤロスラフ1世の娘の生涯に関する情報はない。現在知られている「ヤロスラフの娘・エリザヴェータ」に関する情報は、ルーシ以外の史料から摘出してまとめられたものであり、キエフの聖ソフィア大聖堂に残された肖像画の題詞も同様である。本頁のノルウェー王ハーラル3世の妻と、ヤロスラフの娘の一人とを同一人物と推定している根拠は、ヤロスラフの娘のスラヴ語の名前であるオリサヴァが、スカンジナヴィア語のエリシフ系(ノルウェー語であればEllisiv)の名前の転化したものであるという点である。
※この「人物同定の根拠」の解説は、「エリザヴェータ・ヤロスラヴナ」の解説の一部です。
「人物同定の根拠」を含む「エリザヴェータ・ヤロスラヴナ」の記事については、「エリザヴェータ・ヤロスラヴナ」の概要を参照ください。
- 人物同定の根拠のページへのリンク