人物および活動とは? わかりやすく解説

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人物および活動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 15:55 UTC 版)

山田一成 (政治活動家)」の記事における「人物および活動」の解説

1991年4月20日山田率い国家社会主義日本労働者党自然社会主義協会代表、篠原節、世界戦略研究所代表、瀬戸弘幸と共にゆるやかな連合体として国家社会主義者同盟設立するも後に関係を解消している。当時山田は、瀬戸回想によれば暴走族親分みたいだった」という。山田篠原よりも二十歳ほど、瀬戸よりも十歳ほど年下で、ネオナチ極右活動家のなかではいわば第三世代に当たる。そのため篠原瀬戸場合とは異なり既成右翼新右翼との関係をめぐる濃密な体験をそこに見て取ることはできない新右翼との接点それなりにあり、統一戦線義勇軍共闘していたことなどもあるが、しかしその考え方新右翼的なものではなくましてや既成右翼的なものでももちろんなく、徹頭徹尾ネオナチ的なものであった日本右翼民族派思想文化をむしろ忌避し、代わってヨーロッパ右翼極右考え方導入するころから出発した新し時代右翼運動家だったと言えるだろう。 その思想ラディカルで、より正確にいえばネオナチ的というよりもむしろナチズム的なものだった。つまりそこに見られるレイシズムは、福祉ショーヴィズム(福祉排外主義)の考え方に基づく現代的レイシズムよりも、むしろ生物学上の信念に基づく古典的レイシズム性格強く持つものだったいいかえれば現代版レイシズム論理によって古典的レイシズム感情粉飾ようとする構えなど持たない、いわばむき出しレイシズムだった。。そのためそこでは「ツラン人種としての日本人優越性という観念に基づき排外主義優生思想という考え方徹底的に追い求められるこになる人種隔離政策断行することによって民族浄化し、人種改良取り組んでいくべきだという主張山田ははっきりと訴えていた。 また旧来の右翼民族派場合とは大きく異なり海外展開にも積極的で、ドイツのミヒャエル・キューネンやカナダのエルンスト・ツンデルと同志関係を結んだり、さらにヨーロッパばかりでなくアメリカロシアなども含め世界各国ネオナチ組織同盟関係結んだりするなど、ネオナチ国際的なネットワークに連なろうとする姿勢強く打ち出していた。 篠原がいわばヴィジョナリストであり、瀬戸ストラテジストだったとすれば、『別冊宝島 日本多民族国家になる日』記載街宣活動脅迫文送付などから、山田はむしろ根っからアクティヴィストだったと位置付けるともできるだろう。そうした意味からすれば、彼ら(篠原瀬戸山田三人のなかでは行動右翼的な傾向を最も強く持った人物だったと言えるだろうが、しかし一方でそうした傾向旧来の右翼民族派固有のものとして忌み嫌う傾向を最も強く持った人物でもあった。 伊藤指摘するとおり、篠原瀬戸民族主義理念基づいた農本主義自然保護運動ディープエコロジー運動へと変遷してゆく。つまりナチスの「血と土(Blut und Boden)」の土の部分信奉したに対して山田はより重要視されるべき血としての血統人種重きを置いたのである国家社会主義(Nationalsozialismus)はもっぱら人種に関する認識から生まれた一つ民族的政治理論であるというアドルフ・ヒトラー言葉体現していたと言えよう。

※この「人物および活動」の解説は、「山田一成 (政治活動家)」の解説の一部です。
「人物および活動」を含む「山田一成 (政治活動家)」の記事については、「山田一成 (政治活動家)」の概要を参照ください。

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