京王電気軌道150形電車とは? わかりやすく解説

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京王電気軌道150形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/23 03:04 UTC 版)

京王電気軌道150形電車(けいおうでんききどう150がたでんしゃ)は、現在の京王電鉄京王線に相当する路線を運営していた京王電気軌道が、1929年(昭和4年)から翌1930年(昭和5年)にかけて投入した電車である。


注釈

  1. ^ ただし施設や車両の規格などの問題から当時は府中駅での乗り換えが必要で、直通運転が実現したのは1928年(昭和3年)5月になってからであった。
  2. ^ 御陵線開業直前の1930年12月20日には、浅川(現:高尾)駅まで電化開業し、電車運転を開始した。
  3. ^ 合葉(1983)は、110形・150形登場の際、桜上水工場まで見に行った人物から「またダブルルーフか!とがっかりした」と聞かされたことがあると証言している[8]
  4. ^ ヤード・ポンド法で34インチ。
  5. ^ 端子電圧600V時 1時間定格出力63.4kW
  6. ^ ただし『電気車形式図表 私鐵電車編』(1954)ではデハ2152 - 2154の台車を雨宮製A-2、京王線ファンクラブ(1967)及び合葉・永井(1993)は1950年時点のデハ2151 - 2154の台車を雨宮製のA"-KSとしている[4]
  7. ^ A-1とも称していた。
  8. ^ 京王社内の呼称はKS-1またはKS-3。飯島(1955)合葉・永井(1993)は前者で記載。
  9. ^ 中央の窓2個をつぶしてドアを設置したので、各ドア間の窓が5個で対称になっている。
  10. ^ ただし片運転台化後のデハ2154、2158、2159は、合葉・永井(1993)掲載の1950年時点の資料[3]鈴木(2008)による1959年8月の時点での編成表[15]では八王子向き先頭車になっており、1961年のデハ2159の写真[16]ではパンタグラフが運転台側=八王子側にある。
  11. ^ 裾部張り出しは、デハ2150系のまま残った車両は廃車時まで残存した。
  12. ^ 本系列に限らず、京王の中型車の大半は片運転台車も連結面は非貫通のままだった。
  13. ^ 宮下(2019)ではデハ2152のサハ化を1962年12月としているが[1]鈴木(2008)[15]及び鉄道ピクトリアル1962年2月号の読者ニュース[20]は1961年サハ化としている。(t)改造車サハ2500・サハ2550は必ず末尾が同じ車両がペアで投入されているため、1961年が正しいと判断した。

出典

  1. ^ a b c d 宮下洋一編『鉄道車輌ガイド Vol.30 京王帝都のグリーン車』(2019) p.120-121
  2. ^ a b 『鉄道ピクトリアル』2014年8月臨時増刊号(通巻893号)藤田吾郎「京王線主要車歴表」 p.263
  3. ^ a b 『鉄道ピクトリアル』1993年7月臨時増刊号(通巻578号)合葉博治・永井信弘「イラストで見る京王電車:1950」 p.152
  4. ^ a b c 『鉄道ピクトリアル アーカイブスセレクション9 京王電鉄1950-60』 「電気車形式図表 私鐵電車編」 p.157
  5. ^ a b 鈴木洋『【RM LIBRARY 111】京王線14m車の時代』p.16
  6. ^ a b c d e f 『鉄道ピクトリアル アーカイブスセレクション9 京王電鉄 1950-60』飯島正資「私鉄車両めぐり 京王帝都電鉄」(※『鉄道ピクトリアル』1955年4月号(通巻第45号)、5月号(通巻第46号)より再録)] p.48-50
  7. ^ 京王電鉄公式ホームページ 電車図鑑 > 鉄道車両の変遷 > 戦前期”. 京王電鉄. 2022年9月30日閲覧。
  8. ^ 『鉄道ピクトリアル』422号(1983年9月号)合葉博治「車両形態の変遷 -京王線70年・井の頭線50年の流れをたどる-」 p.79
  9. ^ 『鉄道ピクトリアル アーカイブスセレクション9 京王電鉄1950-60』 京王帝都レールファンクラブ「私鉄電車めぐり(65) 京王帝都電鉄 第2部 車両総論」 p.87
  10. ^ a b 『鉄道ピクトリアル アーカイブスセレクション9 京王電鉄1950-60』 京王帝都レールファンクラブ「私鉄車両めぐり(72) 京王帝都電鉄 補遺 p.117-118
  11. ^ 『鉄道ピクトリアル』422号(1983年9月号)向山真司「京王線中型車の素顔」 p.89
  12. ^ 宮崎繁幹・山下和幸編『京王帝都電車回顧 第2巻』p.53
  13. ^ 『鉄道ピクトリアル』422号(1983年9月号)向山真司「京王線中型車の素顔」 p.87
  14. ^ a b 宮下洋一編『鉄道車輌ガイド Vol.30 京王帝都のグリーン車』(2019) p.43
  15. ^ a b 鈴木洋『【RM LIBRARY 111】京王線14m車の時代』p.7
  16. ^ a b 宮下洋一編『鉄道車輌ガイド Vol.30 京王帝都のグリーン車』(2019) p.32-33
  17. ^ a b 宮下洋一編『鉄道車輌ガイド Vol.30 京王帝都のグリーン車』(2019) p.126
  18. ^ 『鉄道ピクトリアル アーカイブスセレクション9 京王電鉄 1950-60』飯島正資「私鉄車両めぐり 京王帝都電鉄」(※『鉄道ピクトリアル』1955年4月号(通巻第45号)、5月号(通巻第46号)より再録)] p.51-52
  19. ^ 『鉄道ピクトリアル』422号(1983年9月号)向山真司「京王線中型車の素顔」 p.88
  20. ^ a b 『鉄道ピクトリアル アーカイブスセレクション9 京王電鉄1950-60』 「読者短信に見る京王電鉄の記録」 p.146-147
  21. ^ 鈴木洋『【RM LIBRARY 111】京王線14m車の時代』p.47


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