乙女「心の傑作」鳥の女代官の物語とは? わかりやすく解説

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乙女「心の傑作」鳥の女代官の物語(第926夜 - 第937夜)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 10:08 UTC 版)

千夜一夜物語のあらすじ」の記事における「乙女「心の傑作」鳥の女代官の物語(第926夜 - 第937夜)」の解説

ある日教王カリーファ)ハールーン・アル・ラシードが、大臣ジャアファル・アル・バルマキー、御佩刀持ちマスルール歌手モースルのイスハーク・アル・ナディム、ジャアファルの兄アル・ファズル、法学者ユーヌースと平民変装してバグダード郊外街道歩いていると、イスハーク良く知っている奴隷商人長老出会った商人イスハーク挨拶し音楽才能のある美しい女奴隷入ったので、見に来て欲しと言ったので、商人の館に行くと、「心の傑作」(トーファ・アル・クールーブ)という美しい女奴隷がいて、見事に琵琶弾き歌ったので、イスハークは3ディナール買取り自分の館で音楽教え教王献上することにした。 何日かして、「心の傑作」が一人で歌うのを聞いたイスハークは、「心の傑作」の歌が自分より優れていることを認め恥じ入り、「心の傑作」に最高の服を着せて教王献上した教王御前で「心の傑作」がベールを取ると、美しい顔に教王感動したが、琵琶を弾くと歌声無上感動した教王イスハーク褒美として10万ディナール誉れの服10着を与えその日以降毎夜「心の傑作」と夜を共にした。 ある日教王が狩に出て留守の時、教王の正后ゾバイダが「心の傑作」の部屋来て教王に月のうち一晩はゾバイダと過ごすようにと言うように「心の傑作」に頼んだ。その晩も「心の傑作」のところに教王が来たが、服を脱いだときに「心の傑作」はゾバイダの所へ行くようにと教王言ったので、事が済んだ後、教王はゾバイダの寝所行った一人部屋残った「心の傑作」が琵琶弾いていると、どこからともなく老人現れ踊りだしたが、それは老人の姿をした魔王イブリースであったイブリースは「心の傑作」に、魔神(ジン)の国に来て琵琶を弾くように頼み、「心の傑作」は応諾したので、イブリースは「心の傑作」を連れて便所の穴から魔神の国行き、そこから空を飛んで宮殿行った宮殿では大宴会が行われており、美し魔神女王カマーリヤ姫と3人の妹ガムラ、シャラーラ、ワヒーマを始め多く魔神人間の形に化けて待っていた。しかしアル・シスバーンと御佩刀持ちマイムーンは、顔の中央縦に裂けた一つ目と、牙の生えた口という魔神本来の姿をしていた。「心の傑作」が一曲歌うと、魔神たち有頂天になり、恐い顔をした2人魔神喜んで踊りだした。「心の傑作」は続けて、「微風の歌」「薔薇の歌」「ジャスミンの歌」「水仙の歌」「スミレの歌」「睡蓮の歌」「ニオイアラセイトウの歌」「メボキの歌」「カミツレの歌」「ラベンダーの歌」「アネモネの歌」「燕の歌」「の歌」「の歌」「白鳥の歌」「蜜蜂の歌」「の歌」「の歌」「戴勝の歌」を歌った魔神たち大い喜んだ魔王イブリースは、歌手イスハークにも音楽教えたことがあると言って、「心の傑作」に新し琵琶弾き方を教えたが、それは今までにない美し奏法であった。「心の傑作」は一度新し弾き方を覚えると、魔王イブリースは「心の傑作」に、どのような鳥よりも美しく歌う歌手称号の女代官」を贈り、紙に書いて署名した。さらに大量宝物用意し魔神たちに運ばせて、「心の傑作」をバクダード宮殿まで送り返したバグダードでは教王が「心の傑作」がいなくなったことを心配していたが、帰ってきたことを知ると大い喜び、皆幸せ暮らした

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