主要な立法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 08:30 UTC 版)
「ローレンス・S・ロス」の記事における「主要な立法」の解説
ロスは知事職にある間に、より公平な資産評価を要求する税法改革を提案した。当時の人々はほとんど見過ごし無く所有物の評価を認められていた。議会はロスの提案を可決し、また教育予算をより強く統制する計画と公共教育を支援する地方税を求める計画を承認した。また反トラスト法の執行を議会に働きかけた。これらは、連邦政府がシャーマン反トラスト法を成立させる1年前の1889年3月30日に成立した。これらの改革法案でテキサス州に恩恵を呼び、ロスは州庫余剰金を扱う特別会期を招集したことでは唯一のテキサス州知事となった。 その任期中に、議会は禁酒法に関わる州憲法修正を住民投票に掛けることに同意した。ロスは、「いかなる政府もその課題に関わる道徳的信念を力で変えられた例はない」と言って、この法案に激しく反対した。この修正案は90,000票以上の差で否決された。 ロスが知事に就任したとき、テキサス州にはわずか4件の慈善施設しか無かった。2カ所の精神病院、盲人のための施設および聾唖者のための施設だった。ロスが知事を辞めるときまでに、州孤児院、聾唖者および盲人の黒人児童のための州施設、精神病院の支所各1カ所の開設を監督した。また議会を説得して未成年犯罪者のための農事少年院を造るためにゲイツビル近くに696エーカー (2.8 km2) を取って置かせた。 ロスは1月の第3金曜日をアーバーデイとすることを宣言して学校の児童達が木を植えることとし、市民運動のための日を制定した初めての知事になった。ロスはまた、議会が歴代テキサス州知事の肖像画を集めたハドル肖像ギャラリーを購入するときにこれを支援した。これら肖像画はテキサス州会議事堂のロタンダに今でも掲げられている。 ロスは南北戦争に参加した最後の知事であり、州はその退役兵の面倒を適切に見るべきだと強く考えていた。その初めの任期の間に、テキサス州では最初の南軍ホームがオースティンに開設された。2年間の間に部屋が足りなくなったので、ロスはより大きな施設に移す予算委員会の委員長を務めた。1890年8月までに、ホームには十分な金が集まり大きな施設に移った。
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