主な取扱業務
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 22:42 UTC 版)
ATMでは、以下のような業務を扱う。基本となるのは下記の4種類である。 お預入れ:預貯金口座への現金の預け入れ お引出し:預貯金や貸付金、預り金、積立配当金、据置祝金・保険金、保険ファンド、各種キャッシュバックなどの引出し 残高照会:預貯金(貸付金)残高や取引明細、相場情報、借入(返済)可能額などの照会 通帳記入・通帳繰越:預貯金通帳に記入されていない取引の記入・預貯金通帳の繰越 また以下の業務は金融機関によって取り扱いの有無がある。 貸付金の現金による返済 信託口座、証券口座や生命保険口座への入金、MRF・MMF・中期国債ファンドの現金による買付 保険ファンドへの入金 (担保)定期預金の預け入れ(新規・追加・継続)、満期のお手続き クレジットカードショッピング利用額の現金による入金 振込金融機関によってはカードローンを利用した振込も可能。また、振込券(カード)や振込帳の発行・受け入れ機能を有していたり、振込先を登録できることもあり、よく利用する振込先への2回目以降の振込の際、振込先の受取人名義・金融機関・支店・預金科目及び口座番号が同一であれば、前述の券や振込帳を挿入したり、画面に表示される一覧より選択することで、これらの情報を再入力する手間が省ける。 振替 Pay-easy キャッシュカードに設定した暗証番号の変更 STARなどを介するデビットカード(J-Debit)機能の停止、利用再開 偽札や異物を弾く紙幣識別機の機能大抵のATMは返却口を備え、紙幣口に誤って投入された硬貨や小さい異物はそこに返却される。 債券や外国通貨の購入申込 損害保険への加入申込 カードローンの申込 宝くじの購入この場合、設置金融機関のキャッシュカードが必要で、購入代金は同金融機関の普通預金口座より引き落とされ、当せん金も左記口座に振り込まれる。数字の選択等は画面上で行い、また、くじ券の実券も発行されず、代わりにご利用明細票に控え券が印字される。 電子マネーのチャージ(入金)、残高照会、ポイント照会、ポイントを利用したチャージ カードご利用限度額の変更 募金 監視カメラでの利用者記録 無効カードの回収ATMの設置機関以外の金融機関の口座を使用する場合、主に預貯金の引出と預貯金残高の照会を扱っている。 上記の業務に必要な媒体を取り扱うため、紙幣、硬貨、預金通帳、帳票類、磁気ストライプカードなどの挿入・支払口と、案内や操作のための表示画面、操作鍵(キー)などを備える。近年のものは操作部に画面表示と一体化した液晶タッチパネルを採用したものが多い。硬貨については、運搬が困難なことや紙幣に比べて故障が発生しやすいため、一部のATMのみが対応しており、無人店舗やコンビニATMでは硬貨を取り扱わない場合が多い。ごく一部の金融機関のATMでは住所変更・届出の電話番号の変更もキャッシュカードで変更手続する事や、資料請求の依頼をキャッシュカード1枚でできる所もある。 なお、特殊詐欺などに見られる、還付、払戻、返金などはATMを操作して相手が振り込む金を自分の口座で受け取るようなことは業務として含まれておらず、またそのような機能はATMに備わっていない。
※この「主な取扱業務」の解説は、「現金自動預け払い機」の解説の一部です。
「主な取扱業務」を含む「現金自動預け払い機」の記事については、「現金自動預け払い機」の概要を参照ください。
- 主な取扱業務のページへのリンク