中谷貝塚とは? わかりやすく解説

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中谷貝塚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/05 14:47 UTC 版)

中谷貝塚(なかのたにかいづか)は、兵庫県豊岡市中谷にある縄文時代貝塚遺跡。但馬地方を代表する貝塚の一つで、県の史跡に指定されている。

座標: 北緯35度31分51.4秒 東経134度51分09.9秒 / 北緯35.530944度 東経134.852750度 / 35.530944; 134.852750

中谷貝塚


概要

1913年(大正2年)に発見された縄文時代中期から晩期(約5000 - 2500年前)の貝塚である。豊岡盆地の東部、但馬地方を北流して日本海に注ぐ円山川の東500m、海岸からは十数Kmに位置している。

5 - 80cmの厚さに堆積した貝層に淡水性貝類のヤマトシジミを中心に、ハマグリアサリ、マガキなどの海水性貝類のほか、クロダイなどの海水魚類、ニホンジカイノシシなどの狩猟獣や土器なども出土している。ヤマトシジミは淡水海水が交じり合う汽水域に生息することから、この頃の豊岡盆地が汽水域の入り江であったことが分かる。

なお、出土品(貝層もぎ取り標本)が同市神美地区にある豊岡市出土文化財管理センターに展示されている。

所在地

  • 兵庫県豊岡市中谷

参考文献

  • 『広報とよおか - 第129号』、「歴史探訪、文化財を巡る14」、2010年8月

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