不祥事・医療ミス・医療事故・事件等
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 22:14 UTC 版)
「東京大学医学部附属病院」の記事における「不祥事・医療ミス・医療事故・事件等」の解説
1970年6月4日 - 新病棟(1968年完成)への移転阻止を訴え病院を占拠していた青年医師、看護婦、全共闘会議の学生63人が、突入した機動隊により不退去罪の疑いで逮捕。 2017年1月31日(発表日) - 2015年、入院患者の就学前男児に看護師が薬を誤投与する医療事故があったと発表。男児は翌日に死亡。薬の取り違えが原因で「男児の死亡に何らかの影響を与えた可能性がある」としている。病院によると、薬の誤投与は、多臓器障害のため重篤だった男児に対し、胃に内服薬を注入する処置をした際に発生した。看護師は内服薬を準備後、電話対応などのため作業をいったん中断。再開する際、近くにあった別の患者の内服薬と取り違えていた。看護師は名前など投与時の最終確認をせず、薬の取り違えに気付かなかった。別の患者は男児よりも体格が大きく、男児にとっては薬の量が多すぎたという。遺族の弁護士によると、抗てんかん薬など13種類の薬剤が誤投与され、十数分後に男児の容体が悪化した。病院は事故調査委員会を設置し、調査したが死亡に影響を与えた可能性があるとする一方で「どの程度影響したかは判断できない」としている。病院は再発防止策として、内服薬をバーコードで管理し、投与前のチェックで誤投与を防ぐシステムの導入を進める。 2019年1月24日(報道日) - 2018年9月、男性患者(40代)が拡張型心筋症により僧帽弁閉鎖不全症を起こしていた。病院は「マイトラクリップ」という医療機器で心臓の弁の機能を補うカテーテル治療をしようとした。だが、心臓の壁にカテーテルがうまく刺さらずに中止した。男性はその後容体が悪化、10月に死亡した。12月、病院は第三者機関の日本医療安全調査機構や東京都に事案を報告。都は医療法に基づく立ち入り調査をし、安全性が確認できるまで、この治療を中止するよう指導した。
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