三幕の殺人
(三幕の悲劇 から転送)
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『三幕の殺人』(さんまくのさつじん、原題:Three Act Tragedy、アメリカ版: Murder in Three Acts)は、イギリスの小説家アガサ・クリスティが1934年に発表した、探偵エルキュール・ポアロが登場する長編推理小説である。イギリス版とアメリカ版があり、真相が若干異なっている(後述)。
題名 | 出版社 | 文庫名 | 訳者 | 巻末 | カバーデザイン | 初版年月日 | ページ数 | ISBN/DOI | 備考 |
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三幕の悲劇 | 黒白書房 | 世界探偵傑作叢書15 | 河瀬廣 | 裝幀 山下謙一 | 1936年10月 | 287 | doi:10.11501/1229405 | 絶版 | |
三幕の殺人 | 早川書房 | 世界傑作探偵小説シリーズ 3 | 田村隆一 | 1951年 | 329 | doi:10.11501/1659094 | 絶版 | ||
三幕の殺人 | 早川書房 | 世界探偵小説全集159 | 田村隆一 | 解説 江戸川亂步「クリスティー略傳」 | 1954年12月15日 | 230 | doi:10.11501/1662088 | 絶版 | |
三幕の殺人事件 | 大日本雄辨會講談社 | クリスチー探偵小説集:ポワロ探偵シリーズ 4 | 松本恵子 | 1956年1月 | 270 | doi:10.11501/1662742 | 絶版 | ||
三幕の悲劇 | 東京創元社 | 世界推理小説全集42[注(一般書) 1] | 西脇順三郎 | 1957年10月 | 228 | doi:10.11501/1666658 | 絶版 | ||
三幕の悲劇 | 東京創元社 | 創元推理文庫105-15 | 西脇順三郎 | 解説 中島河太郎 | イラスト:ひらいたかこ、デザイン:小倉敏夫 | 1959年6月20日 | 323 | ISBN 978-4-488-10515-0 doi:10.11501/1669335 | |
三幕の殺人 | 角川書店 | 角川文庫 赤502-2 | 赤冬子[注(一般書) 2] | あとがき 訳者 | 上原徹 | 1961年5月 | 306 | ISBN 978-4042502029 doi:10.11501/1670530 | 絶版 |
三幕の悲劇・スタイルズの怪事件[注(一般書) 3] | 東京創元社 | 世界名作推理小説大系 別巻 第4 | 西脇順三郎 | 解説 中島河太郎 | 1961年10月 | 446 | 絶版 | ||
三幕の殺人 | 早川書房 | ハヤカワ・ポケット・ミステリ159 | 田村隆一 | 装幀:勝呂忠 | 新版1975年10月15日 | 240 | 絶版 | ||
三幕殺人事件 | 新潮社 | 新潮文庫ク-3-8 | 中村妙子 | 解説 中村妙子 | 野中昇 | 1984年1月 | 355 | ISBN 4-10-213509-X | 絶版 |
三幕の殺人 | 早川書房 | ハヤカワ・ミステリ文庫1-84 | 田村隆一 | アガサ・クリスティー 長篇作品リスト | 真鍋博 | 1988年12月 | 348 | ISBN 4-15-070084-2 | 絶版 |
三幕の殺人 | 早川書房 | クリスティー文庫9 | 長野きよみ | 解説 日色ともゑ | Hayakawa Design | 2003年10月15日 | 381 | ISBN 4-15-130009-0 |
- 脚注(一般書)
注釈
- ^ a b このイギリスの離婚法は1937年に緩和される形で改正された。英語版ウィキペディアの「Matrimonial Causes Act 1937」を参照。
- ^ アメリカ版ではチャールズの妻には言及されず、実はチャールズ自身が精神疾患による病的な誇大妄想に囚われていることが明かされる。世間には伏せられていたものの、過去には異状を察知した主治医のストレンジの手配で精神病院へ4か月入院して治療を受けていた。しかし完治はせず、精神疾患の病状が進んだチャールズは自分のことを監視していて拘束しようとするストレンジに敵意を抱くようになり、殺害することにした。
- ^ アメリカ版では、チャールズにとってストレンジ以外の誰が被害者でも良かったとされ、エッグに毒入りカクテルが渡らないよう配慮したという記述はない。アメリカ版でのチャールズはエッグに恋愛感情を持ってはおらず、エッグに片思いしている素振りを犯行カモフラージュの材料として使ったに過ぎない。
- ^ アメリカ版では、ポアロはチャールズに、隣室で警官と精神科医が待っていると告げる。チャールズは犯行を認めるものの、自分は法律を超越した偉大な存在であり、逮捕されるはずがないと豪語し、ポアロが嘘つきであることを証明しようとしてドアを開けたところで逮捕される。
- ^ 1957年出版のコリンズ社版が底本。
出典
- ^ a b 新潮文庫版『三幕殺人事件』(ISBN 4-10-213509-X)、訳者の中村妙子による巻末解説、353ページ。
- ^ “三幕の殺人”. IMDB. 2023年9月16日閲覧。
- ^ “Three Act Tragedy”. IMDB. 2023年9月16日閲覧。
- 1 三幕の殺人とは
- 2 三幕の殺人の概要
- 3 備考
- 4 脚注
- 三幕の悲劇のページへのリンク