ナイルに死す
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/23 23:17 UTC 版)
『ナイルに死す』(ナイルにしす、Death on the Nile)は、イギリスの女流作家アガサ・クリスティが1937年に発表した推理小説。名探偵エルキュール・ポアロが船上での怪事件に挑む。
注釈
- ^ 中近東シリーズの長編第1作は『メソポタミヤの殺人』(1936年)、第3作は『死との約束』(1938年)である。なお、短編作品も含めると『ポアロ登場』に収録されている「エジプト墳墓の謎」(1923年)が同シリーズ第1作である。
- ^ 2021年現在も、舞台のモチーフとなった「スーダン号」は現役で稼働しており、多くのファンを集めている[2]。
- ^ レイス大佐は本作以前に、『ひらいたトランプ』でポアロと知り合っている。ノンシリーズの『茶色の服の男』と『忘られぬ死』にも登場する。
- ^ 作者作品では他に、1位に『そして誰もいなくなった』、5位に『アクロイド殺し』、34位に『オリエント急行の殺人』、62位に『ABC殺人事件』が選出されている。
- ^ 1985年版では本作品はノーランクだった。
- ^ 「ナイル殺人事件」と記載されている。
出典
- ^ 『アガサ・クリスティー百科事典』 数藤康雄・編(ハヤカワ文庫)より、作品事典 長編「22 ナイルに死す」を参照。
- ^ “クリスティの「ナイルに死す」生んだクルーズ船、コロナ禍でも人気健在”. AFP. クリエイティヴ・リンク (2021年2月7日). 2022年6月3日閲覧。
- ^ 『ゴルフ場の殺人』(創元推理文庫、1976年)巻末解説参照。
- ^ 1982年の投票は乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBEST10 (6) 『アクロイド殺害事件』(集英社文庫、1998年)巻末解説参照。
- ^ 『ナイルに死す』(ハヤカワ文庫、1984年)「著者の前書き」参照。
- ^ “RESULTS OF WORLD'S FAVORITE AGATHA CHRISTIE GLOBAL VOTE”. THE HOME OF AGATHA CHRISTIE. AGATHA CHRISTIE LIMITED (2015年12月22日). 2024年3月25日閲覧。
- 1 ナイルに死すとは
- 2 ナイルに死すの概要
- 3 作品の評価
- 4 戯曲
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