一寸(いっすん)先(さき)は闇(やみ)
読み方:いっすんさきはやみ
一寸先は闇
一寸先は闇
一寸先は闇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/20 11:34 UTC 版)
一寸先は闇(いっすんさきはやみ)は、江戸時代の日本からのことわざ。
概要
将来のことというのは、それがつい目の前のことであっても一切予測をするということはできないということを意味する。これから起こる不幸の場合などにおいてこの言葉が用いられている[1]。
歴史
この言葉が最初に用いられていたのは、1660年ごろに著された『東海道名所記』という仮名草子である。ここでは、浮世であるために明日をも知らず、命は露の間であり、一寸先は闇であるということが述べられていた[2]。
この言葉というのは、戦国時代で戦乱に明け暮れていた直後の時代に、その悲惨な記憶が生々しい時代に生まれていた。それから後の平和な時代になっても戦乱の世が再び起こるかもしれない不安を抱えていたために、酒食の席では享楽的に一寸先は闇と盛んに歌われていた[2]。
脚注
- ^ “絶滅寸前の「いろはかるた」”. 同志社女子大学 (2013年3月21日). 2025年3月31日閲覧。
- ^ a b 日本国語大辞典,ことわざを知る辞典, デジタル大辞泉,精選版. “一寸先は闇(イッスンサキハヤミ)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2025年3月31日閲覧。
- ^ “絶滅寸前の「いろはかるた」”. 同志社女子大学 (2013年3月21日). 2025年3月31日閲覧。
一寸先は闇
「一寸先は闇」の例文・使い方・用例・文例
- 一寸先は闇のページへのリンク