ワイルドダガー
ワイルドダガー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 23:14 UTC 版)
『SEED DESTINY MSV』に登場。地球連合軍第81独立機動群「ファントムペイン」がザフトより奪取したZGMF-X88S ガイアの解析データを基に開発された実験機。 地球軍はMSを含めた在来陸戦兵器では、ザフトのバクゥタイプが有する不整地機動力に対抗困難なのを痛感しており、同様なコンセプトの陸戦型MSの開発に乗り出した。ところが、経験、ノウハウの不足から、この新機軸の兵器開発は困難を極め、さらにユニウス条約締結による軍縮のあおりを受け一旦開発は中断される。しかし、ファントムペインによってもたらされたガイアのデータにより、四足型MSへの二足歩行型MSの技術応用の目処が立ち、ガイアの模倣という形で開発は再開された。また、外見、変形機構共ガイアとほぼ同一だが、頭部センサーや携帯火器など、各所にダガーのパーツが流用されている。在来機とのパーツ共用も功を奏し、この種の兵器としては破格の低コストを実現した。可変MSにカテゴライズされているため、イージスやレイダーと同じくX300のナンバーが与えられている。 四足形態時の頭部は対地用のガトリング砲を標準搭載。腰部後面には尻尾状の多目的滑腔砲が搭載されているなど、ソフトスキンから空陸の重装甲目標まで幅広い対処を可能としている。また、背部にはターレットが設けており、任務に応じて装備追加も可能となっている。 本機は試作機であるにもかかわらず発注数は72機にのぼり、そのうち70機が実際に製造されている。ヘブンズベース戦に投入されたほか、外観を含むその心理的威圧能力も買われて低強度紛争向けの任務で重宝され、反連合ゲリラ討伐に多用された。
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