レジデントショー(常設公演)
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「シルク・ドゥ・ソレイユ」の記事における「レジデントショー(常設公演)」の解説
常設公演は2019年11月現在、2都市で8公演。 アメリカ合衆国・ネバダ州ラスベガス 全て、ホテル内の専用劇場で公演されている。O(オー) 公演ホテル:ベラージオ 公演期間:1998年10月15日 - フランス語で水を意味するeau(オー)に基づくネーミング。 シルク・ドゥ・ソレイユの名声を一気に広めた代表的な演目。ステージが一瞬のうちに巨大なプールになってしまうという舞台装置は、初見では理解できないほどのインパクトを与えた。それにより、それまでのシルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマンスにアーティスティックスイミングの要素が加わり、かつて体験した事のない世界観を作り上げたと絶賛された。開演当初は、あまりの人気で全く予約が取れず、その事で世界中に知られるきっかけになった。 Mystère(ミステール。「ミスティア」と英語読みされることも多い。) 公演ホテル:トレジャー・アイランド 公演期間:1993年12月25日 - 1993年から上演され、シルク・ド・ソレイユがラスベガスで現在の大成功を収めるきっかけになった演目。シルク・ドゥ・ソレイユの「前衛的なサーカス」という、原点というべき形がここにある。世界各地で数多く上演される様になった現在でも、現在も形を少しずつ変えながら進化を続けてる。 Zumanity(ズーマニティ) 公演ホテル:ニューヨーク・ニューヨーク 公演期間:2003年9月20日 - Zumanity(動物園の Zoo と、人間らしさのHumanity を掛け合わせた造語) 性をテーマにしている大人向けの演目。劇場として非常に狭く、目の前でパフォーマンスを見る事が出来る。演出内容がエロティックなため、入場には年齢制限が課される。 Kà(カー) 公演ホテル:MGMグランド 公演期間:2004年10月12日 - Kà(人間の心に宿るさまざまな魂の総称) 大評判になった「O」の後に作られた事も有り、度肝を抜く演出はさらにエスカレート。ステージ自体が立体的に浮き上がるという、体験した事の無い圧倒的な空間演出。シルク・ドゥ・ソレイユの中で、最もメカニカルな演目である。 Love(ラヴ) 公演ホテル:ミラージュ 公演期間:2004年6月30日 - ビートルズをテーマにした演目。他のシルク・ドゥ・ソレイユの演目とは明らかに異なっていて、サーカス的な部分よりも、イメージ的なパフォーマンスが主体になっており、コンサート空間を時代を超えて体感するという趣。2時間のプロモーションビデオをリアルタイムで体感している感覚。 Criss Angel MIND FREAK LIVE !(クリス・エンジェル マインドフリーク・ライブ!) 公演ホテル:ルクソール 公演期間:2008年10月31日 - アメリカの世界的マジシャン、クリス・エンジェルのマジックショーを題材とした演目。空中浮遊や瞬間移動などのような奇抜でダイナミックな演出が特徴的。 Michael Jackson: One(マイケル・ジャクソン:ワン)(英語版) 公演ホテル:マンダレイ・ベイ 公演期間:2013年5月23日 - マイケル・ジャクソンをテーマとした演目だが、ツアーショー「マイケル・ジャクソン:ザ・イモータル・ワールドツアー」とは別の内容。一時期はツアーショーが常設ショーになると噂されていた。 脚本、演出はジェイミー・キング。 アメリカ合衆国・フロリダ州オーランド La Nouba(ラ・ヌーバ) 公演劇場:ディズニー・スプリングス(ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート) 公演期間:1998年12月23日 - フランス語で楽しく騒ぐ事を意味する「LA NOUBA」。 独特の歩き方で現れる大人気キャラクター「ザ・タイタン」の登場から、一気にファンタジーの中に引き込まれる。後発の「O」「KÀ」のような圧倒的な舞台装置の凄さではなく、あくまでも人間の肉体の凄さを表現し、フィナーレのパワートラック・トランポリンでは、重力を無視したかのようなパフォーマンスを見る事が出来る。
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