レクシコンとは? わかりやすく解説

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lexicon

別表記:レクシコン

「lexicon」とは

「lexicon」は、言語学領域でよく用いられる単語である。一般的に個々言語全ての語彙を指す。また、個々の人が知っている語彙集合、つまり個々の人の「語彙知識」を指すこともある。さらに、コンピュータ科学では、コンピュータプログラム理解できる語彙集合を指すこともある。

「lexicon」の発音・読み方

「lexicon」の発音は、IPA表記では /ˈlɛksɪkɒn/ である。カタカナ表記では「レクシコン」となる。日本人発音する際のカタカナ英語読み方も「レクシコン」である。

「lexicon」の定義を英語で解説

A "lexicon" is a list of words and phrases of a particular language, a particular speaker or group of speakers, or a particular field. It also refers to the vocabulary of a person, language, or branch of knowledge. In computer science, it refers to the vocabulary known to a computer program or a system.

「lexicon」の類語

「lexicon」の類語としては、「vocabulary」、「glossary」、「thesaurus」、「dictionary」などがある。これらは全て特定の言語分野語彙集めたものを指す。

「lexicon」に関連する用語・表現

「lexicon」に関連する用語としては、「lexicography」、「lexicology」、「lexical」などがある。「lexicography」は辞書作る学問で、「lexicology」は語彙研究を指す。「lexical」は語彙に関するという意味である。

「lexicon」の例文

1. English lexicon is vast and diverse.(英語の語彙広範多様である)
2. The lexicon of a language evolves over time.(言語語彙時間と共に進化する
3. The lexicon of computer science is constantly expanding.(コンピュータ科学語彙絶え拡大している)
4. The poet has a rich lexicon.(その詩人豊かな語彙持っている
5. The lexicon of a child grows as they learn.(子供語彙は学ぶことで成長する
6. The lexicon of a specific field can be difficult to understand for outsiders.(特定の分野語彙外部人々にとって理解難しことがある
7. The lexicon of a language reflects its culture.(言語語彙はその文化反映する
8. The lexicon of a computer program is limited to what it has been taught.(コンピュータプログラム語彙教えられたものに限定される
9. The lexicon of a novel can tell us about the time and place it was written.(小説語彙はそれが書かれ時代場所について教えてくれる)
10. The lexicon of a speaker can indicate their level of education.(話者語彙はその教育レベルを示すことがある

語彙目録

(レクシコン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/22 16:56 UTC 版)

言語学における語彙目録(ごいもくろく)、あるいは単に語彙、またはレキシコンもしくはレクシコン(lexicon)とは、言語知識の一部で、ある言語の全ての丸ごと覚えている単位(形態素イディオムなど)の形式意味文法的特性についての知識の総体である。

語彙目録に載っているそれぞれの語や形態素のことを語彙項目(ごいこうもく、lexical item)という。各語彙項目についての情報を語彙記載項目(ごいきさいこうもく、lexical entry)という。語彙目録は辞書(じしょ)とも呼ばれる。

語彙目録は、文法で一般化できない雑多な情報、例外的な情報が蓄積されている部分と考えられてきたが、語彙機能文法主辞駆動句構造文法のように、受動態の現象を語彙目録の中で扱う理論も存在する。

語彙を抽象化・一般化して扱うかどうかは、言語学の分野によりさまざまである。一例を挙げると、生成文法では、文法の特に統語について、文は「<名詞句> <動詞句>」といったような品詞の語の並びである、といったようにして、語を品詞に抽象化・一般化して扱う傾向が強い。別の一例としては、認知文法認知言語学)ではそのように明瞭に二分できるものではないという扱いが強く、実際に用例に現れる語彙や文に直接に基づいて文法があるものだとしている(用法基盤モデル)。




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