用法基盤モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/09 23:04 UTC 版)
用法基盤モデル、または、使用依拠モデル(ようほうきばんもでる・しよういきょもでる、英: Usage-Based Model)は、認知言語学・認知文法の用語で、言語の構造を、実際の言語使用によって形作られるものとして説明するモデルである。この用語は初めにロナルド・ラネカーによって提唱された。認知言語学では、言語を閉じた規則とレキシコンの体系として規定していくのではなく、実際の言語使用の定着度、慣用度という観点から言語の体系を記述していく。この用法基盤モデルのアプローチでは、認知主体が言語使用をすることで、認知主体の言語活動、言語の体系にどのような影響が見受けられるか、というボトムアップ的アプローチを重視する。
- ^ Bybee 1985: 119-120.
- ^ ただし同学会の英称は創立当初から The Mathematical Linguistic Society of Japan であったように、数理言語学の一面として、当時国語学方面にも受け入れられやすい「計量」を邦称としたという面がある(同学会概要「会長挨拶」より)
- ^ Langacker 1987.
- 1 用法基盤モデルとは
- 2 用法基盤モデルの概要
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