構文文法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/29 07:01 UTC 版)
構文文法(construction grammar)は文法を、慣習化されたconstructionの集合体、として捉える立場である。ここでいうconstructionとは、諺のような固定した表現からいわゆる「SVO型」のように単語が自由に入れ替わるものまで、連続的であって(他の派閥でよく見られるような)語彙と品詞などとして不連続に分離できるものではないと認知言語学では主張される。すなわち、用法基盤モデルによるのがここでいうconstructionである。チャールズ・フィルモア(格文法・フレーム意味論)、アデル・ゴールドバーグ、ウィリアム・クロフトらが主要な論客として知られている。 構文文法とするのが construction grammar の定訳となっているが、言語学の他の分野での定訳である 「 構文 == syntax 」 ではないことに注意(結果構文 == resultative construction などの場合の「構文」)。
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