構文チェックが甘いので間違っている箇所を見つけにくい
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 05:25 UTC 版)
「AppleScript」の記事における「構文チェックが甘いので間違っている箇所を見つけにくい」の解説
スクリプトエディタ上でのコンパイル(実質的には構文チェック+中間コードへの置き換え)時には、AppleScriptの基本的な文法を外れなければ、それがたとえ実行できない命令の組み合わせであってもエラーにならない。実行時にエラーとなる。FinderのAppleScript用語辞書を見ていると「make new application」といったできそうもないプログラムを組めそうに見え、実際にFinderへのtellブロック内に記述するとコンパイルを通ってしまう。 tell application "Finder"make new applicationend tell 実際には、アプリケーション側が想定している命令語の組み合わせは限定されたものである。また、想定された条件下によっては実行できるが、条件がそろわないと実行してもエラーになったり無意味な結果になるものもある。このため、アプリケーションが備えている機能を逸脱しない表記、アプリケーションの用語辞書で実現可能な記述パターンの情報を収集することには大いに意義がある(Appleが主催するメーリングリストのアーカイブの検索がこれに適している)。また、Scriptはこまめに実行して想定どおりの実行結果が得られているかを確認するとよい。
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