リジッドタイプとは? わかりやすく解説

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リジッドタイプ(硬いもの)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 10:23 UTC 版)

基板」の記事における「リジッドタイプ(硬いもの)」の解説

プリント基板種類プリント基板」も参照 基板母材材質材料)としては、もともとはベークライト使われてきたが、長期使用により「そり」や「ゆがみ」が発生するという不都合広く認識されるようになったので、現在ではフェノール樹脂などで固めた浸透式のものが使われるようになっている基板設計基板製造現場では、(「基板」と呼んでは、あまりに種類多く何を指しているのか分かりづらいので)「ベーク基板」(「ベークライト」)、「紙フェノール」(紙をフェノール樹脂固めたもの)、「ガラエポ」(ガラス繊維エポキシ樹脂固めたもの)というように、母材名で呼ばれることが多い。 生基板基板は、母材全面銅箔貼り付けてあるもの。エッチングという手法で、不要な部分溶解し電気回路作る電子部品立てる穴は必要に応じて開け必要がある高周波電子回路試作では、不要な銅箔切削して利用されることもある。 ユニバーサル基板 蛇の目基板万能基板ディスクリート基板穴あき基板とも呼ばれ母材絶縁板に規則的なパターン銅箔と穴が開いている。一定間隔主流は2.54mm = 0.1インチ間隔、現在も入手できる古くからある4.0mm間隔一般的)の格子状貫通孔と銅箔ランド、そして数個ランド間を結ぶ銅箔配線エッチング形成されている基板である。部品ランドハンダ付けされ、そのランド間をスズめっき線などで配線することにより、使用者自由に回路配線作ることができる。片面銅箔のあるものと両面のものがあり、両面の物はスルーホール処理されているものがある。電子部品端子形態アナログ回路/デジタル回路便益考慮した多様なデザイン大きさのものが販売されており、例えICピッチ基板呼ばれるデジタル回路用のデザインの中では集積回路の形に合わせてあらかじめ引き出し線、電源ラインなどのパターン付けられたものもある。趣味での電子工作試作実験一品製作(ワンオフ)に用いられるストリップボード ユニバーサル基板似ているが、銅箔部分短冊ストリップ)状につながっているもの。必要に応じて銅箔部分剥がして電気回路作る。主に欧米使用される日本ではFCZ基板として同様のものが市販されている。 穴あきベーク板 格子状小さな無数の穴が開けられ絶縁物の板。銅箔付いておらず、部品リード線などを用いて配線するトランジスタ普及し始めた頃の自作広く用いられた。 ブレッドボード 趣味での電子工作試作実験用いられるはんだ付け不要電子部品差し込むだけで配線可能な基板一部試作会社では、プリント配線板製品前の試作基板のことをいう。 マトリックス基板 ユニバーサル基板一種で、折り紙奴さんの形をしている銅箔基板マトリックス状に構築し隣あう奴さんの手上下左右繋がっているもの。近年多用されるチップ抵抗・チップコンデンサー・ICなど面実装部品SMD)を実装可能としたものである。使用者奴さんの手切り離し自由に回路パターン構築するもので、高周波回路静電電磁シールド浮遊容量問題になる回路試作用いられている。

※この「リジッドタイプ(硬いもの)」の解説は、「基板」の解説の一部です。
「リジッドタイプ(硬いもの)」を含む「基板」の記事については、「基板」の概要を参照ください。

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