≪韓国語≫ヨボセヨ
韓国語「ヨボセヨ」とは、「ヨボセヨ」の意味
ヨボセヨとは朝鮮語の挨拶表現で、日本語の「もしもし」を意味する。日本の「もしもし」と同様に、電話をかける時だけではなく、電話を受ける際にも使える言葉だ。ちなみに電話をかけて相手に呼びかける時は語尾に?をつけて疑問文にするのだが、かかってきた電話に応答する場合は疑問文にする必要はない。また最初の挨拶として用いるだけではなく、会話の途中で相手の音声が聞こえなくなった時に「ヨボセヨ?」と確認することもある。基本的には電話で多用される言葉だが、面と向かって会話をしている時でも用いられる。相手がぼんやりして話を聞いていないと感じた際に「ヨボセヨ?」と問いかけると、「もしもし?聞いてる?」というニュアンスになる。その他、相手に文句を言う時に使うケースもある。例えば通りすがりにぶつかってきた相手が謝罪せずに立ち去ろうとした際、強い口調で「ヨボセヨ!」と声をかけると、相手を呼び止める事が出来るのだ。
韓国語「ヨボセヨ」のハングル表記
ヨボセヨをハングル表記にすると、「여보세요」となる。ヨボセヨのヨボにあたる「여보」は、夫婦など親密な関係の間で呼び合う時に使う言葉で、「おい」や「おまえ」、「あなた」などの意味合いを持つ。また「여」は「ここ」、「보」は「見る」、そしてセヨにあたる「세요」は「~して下さい」という意味を表す。つまり全ての文字を組み合わせて直訳すると、「ここを見て下さい」という注目を促す表現となる。ヨボセヨがどのようにできた言葉なのかは色々な説があるが、この「ここを見て下さい」が「もしもし」の語源として有力と考えられている。また「세요」は尊敬語であり、親しい友達はもちろん、目上の人に対しても問題なく使える。韓国語「ヨボセヨ」の発音
ヨボセヨは通常、「여보세요?」という疑問文で使われるため、文末のイントネーションを上げるよう意識する。読み方に関しては、日本語の表記通りに読めば良いのだが、1文字目の「여」は日本語の「ヨ」よりも少し口を縦に大きく開けるのがポイントだ。実はハングルの「ヨ」は、「여」だけではなく、「요」という字もある。「요」は口を丸めて発音する「ヨ」であり、差別化する必要があるのだ。アゴを下に下げながら、日本語の「ア」という文字を発する時の形で「ヨ」と発音すれば、相手にも伝わりやすくなる。また相手に注意するために「ヨボセヨ」と声をかける時は語尾を上げる必要はない。語尾に「!」をつけ加える感覚で毅然と言い放つと、少し怒った感じのニュアンスで伝わる。ヨボセヨ
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