ヨボとは? わかりやすく解説

≪韓国語≫ヨボ

別表記:여보、ヨボ、yeobo

韓国語「ヨボ」とは、「ヨボ」の意味

「ヨボ(여보)」は韓国語において夫婦互いに呼びかける際に使う、最も一般的な表現である。日本語における「おい」「おまえ」や「あなた」相当するとされる若い夫婦カップルのあいだでは、ヨボよりも「チャギ자기)」という表現好んで使う場合が多い。「チャギ」をは日本語において「ダーリン」や「ハニー」に相当するとされ、甘く親密様子を表す呼びかけ言葉として使われる。「ヨボ」は「チャギに対して結婚してからある程度経った夫婦など、より親密な関係において使われる考えられている。

「ヨボヤ(여보야)」と「ヤ」を後ろにつけて使う場合もある。この「ヤ(야)」も呼びかけ言葉であり、「ヨボヤ」とすることでさらに親しげ印象与える。

「ヨボ」は「ヨボセヨ여보세요)」という表現でもよく使われる。「ヨボセヨ」は日本語における、電話第一声「もしもし」に相当する挨拶表現である。電話をかける側が「ヨボセヨ?」と発すれば電話受けた側も「ヨボセヨ」や「ネ(네)、ヨボセヨ」で返すことができる。「セヨ(세요)」は敬語表現一つだが、目上相手だけでなく家族友人などに対して使うこともでき、電話での定型的な挨拶とされている。

韓国語「ヨボ」のハングル表記

「ヨボ」のハングル表記は「여보」となる。「여」には「ここ(here)」、「보」には「見る(look)」という意味があり、根本的には「look here(あのね、いいかい)」といった注意を促すための表現である。転じて親密相手に対して呼びかけるために使われる表現となる。

「ヨボ(여보)」の語源には諸説ある。有名なのは、「ヨギポオ(여기 보오)」や「ヨギポセヨ(여기 보세요)」といった「ここを見てください」を意味する言葉略語であるという説である。ほかにも「여」は女性を、「보」は宝物意味する言葉でもあるため、合わせて「とても大切な女性」とされ、そこから由来したとする説もある。

韓国語「ヨボ」の発音

ハングル母音21個と子音19個から成り立っている。子音に関して発音するときの口や喉、歯、舌の形を基に作られているため、文字を見るとその発音分かりやすいのが特徴である。

「ヨボ(여보)」の発音は、正確には「yeobo」となる。「여」は子音「ㅇ」と母音「ㅕ」から出来た言葉で「yeo」と発音される。「보」は子音「ㅂ」と母音「ㅗ」から出来ており、「bo」と発音される

ヨボセヨ여보세요)」として電話をかける際に使う場合は、疑問形にするために語尾上げることが多い。

ヨボ

名前 Yobo

ヨボ

読み方:よぼ

  1. 朝鮮人

分類 ルンペン大阪

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ヨボ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/22 12:22 UTC 版)

ヨボ(よぼ)は、朝鮮人を指す日本語の造語[1]


  1. ^ a b 今村 1935, p.390-391
  2. ^ 杓 『日韓の言語文化の理解』 風間書房、2007年。ISBN 9784759916409 
  3. ^ a b 王 1935, p.99
  4. ^ 여보」。夫婦間などでは「あなた」とか「お前」とかいう言葉で、本来は柔らかなイントネーションで用いるもの[2]。訳される場合はトーンにより「もし」あるいは「おい」など[3]
  5. ^ 差別語としてのヨボは「オイ、コラ」とか「オイ、鮮人」とか言うほどの乱暴なトーンである。[要出典]
  6. ^ 王 1935, p.100


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