ヨハン・フニャディ
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「乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ」の記事における「ヨハン・フニャディ」の解説
トランシルヴァニアのフニャド(フネドアラ)城出身の貴族の聡明な少年で実在の人物。シャールカよりひとつ年上で後に事実上の夫となる。西暦1407年生まれの初登場時13歳。10巻で23歳。最終の12巻で西暦1438年時点で31歳。その才覚をジギスムントに見いだされて彼の小姓となり、軍使役や連絡将校などを務める。本来はフス派とは敵対する立場の人間ではあるが、シャールカと幾度か遭遇し好意を抱く。シャールカが神聖ローマ帝国に捕らえられた際には処刑を回避させるため、シャールカとの話し合いの末、当時の慣習で妊娠している女性は処刑を回避されることから、シャールカを妊娠させるためのセックスをする相手となる。シャールカの合意の下、牢内で膣内射精を重ねて無事に妊娠させ、恩赦後の西暦1423年のヨハン16歳時に娘クラーラを産ませて父親となった。クラーラの名前は「光」「明かり」を意味し「ドイツ語」でも「チェコ語」でも意味が通るとして、ヨハンが名付けた。出産時はまだ未婚につき婚外子の庶子ながら長女になる。以後はシャールカと事実上の夫婦生活を送っていたが、シャールカがフス軍に戻ったためクラーラを養育しながらシャールカを探すことになる。子作りも助命のための義務感ではなくシャールカのことを深く愛していて、ヨハン自身が自分の子供を産んで欲しいと望んだ上でセックスをした。シャールカもヨハンを愛していたのでヨハンの子供を産みたいと思い、結果的には二人のセックスは愛を伴った神聖な行為となり、その愛の証として娘が誕生した。シャールカにとって本当の意味で愛し合ってセックスをした唯一の男性。シャールカの出産後はクラーラを養育しながら夫婦の営みとして度々愛し合ってセックスをするようになり、いずれは正式に妻に迎えようと考えていたが、シャールカが記憶を失い行方不明となっている間にハンガリー貴族の娘と政略結婚させられてしまう。その後、フス派と教会側の和平の使者に付き添う形でシャールカの元を訪れて9年ぶりにシャールカと再会することが出来た。政略結婚の正妻よりも愛を交わし、娘を産ませたシャールカにも気持ちがあり、再会後に会えなかった9年間を埋めるようにシャールカを抱いている。和平が叶ったら娘・クラーラと共に暮らしたいと望んでいたが、仲間を見捨てられないシャールカを連れ帰ることは出来なかったものの、ヴィルヘルムにシャールカ救出を秘かに依頼していたため、シャールカは左目を失いこそしたものの戦場を脱出し、生存することが出来た。
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