ヤクザとその関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 01:36 UTC 版)
「はだしのゲンの登場人物」の記事における「ヤクザとその関係者」の解説
グループを正確に分けると、「大場・三次」「岡内組」「打山組」「麻薬密売」の4つである。主要的なヤクザキャラクターはほとんどが隆太に殺傷されており、特に「岡内組」以外のグループは元と隆太の別れの原因となった。他には、「日本鉄血党」の街宣右翼、占い師の男、光子に絡んできた男といった様々なヤクザが登場しているが、いずれもゲンたちに撃退されている。 大場(おおば) かつての島田組の構成員。現在は終戦当時から無所属で、身内は死亡している。当初は素性を隠しながら、浮浪児を集めて利用し、食料や金を得ており、ゲン達を騙して進駐軍駐屯地から盗ませた粉ミルクを闇市で売りさばいた上に真相を知って挑みかかってきたゲンと隆太を三次に命じて返り討ちにする。その後、銃を手にした隆太に射殺された。アニメ版では闇市の商人として登場し、大金で粉ミルクを買おうとするゲン達に驚いており、隆太に射殺されずに生存している。 三次(みつぎ) 大場の弟分で、着流しのヤクザ。大場と同じく身内は物故である。生き別れだった大場と闇市で再会し、大場が新しく組を構えるために協力する。その後隆太に命乞いをするも叶わず、大場と共に射殺された。アニメ版では大場同様、大金で粉ミルクを買おうとするゲン達に驚いており、隆太に射殺されずに生存している。 政(まさ) 岡内組幹部で、サングラスをかけている。世間では「首切りの政」と言われており、警官からも恐れられている。大場や三次を殺して逃走していた隆太達を匿い、舎弟として働かせる。その後、脱走を図った隆太達を連れ戻そうとして逆に腕を撃たれて負傷。以降は姿を現さなくなった。同名のアニメ版オリジナルキャラクターとは無関係。 秀(ひで) 岡内組幹部で、角刈りが特徴の政の弟分。脱走を図った隆太達を連れ戻そうとゲンを痛めつけるが、逆に撃たれて負傷、以降は姿を現さなくなった。 打山組の親分 打山組の親分。賭場を主催していた際に隆太が荒らしに入り、隆太の作った偽のダイナマイトに脅され、大金を持たされたまま川に連れられて行き、そこで隆太に騙されたと知って激怒したが、片腕を撃たれて川に落ちる。その後、部下に隆太殺害を命じ、広島市全域(広島駅、横川駅、己斐駅、宇品港)に包囲網を敷き、それにより隆太は東京逃避を断念し、自首する事を余儀なくされた。 竜造(りゅうぞう) 打山組幹部で、いつも懐にダイナマイトを持っていることから「マイトの竜造」と呼ばれている。靴磨きのふりをして近づいたドングリに射殺される。 クロ 打山組の構成員。賭場の前で立ち番をしていたところを通りがかった隆太と揉め、その場は隆太の股間に蹴りを入れて収まったが、隆太が賭場荒らしに入った時は仕返しに股間を蹴られてしまう。その後、隆太が打山組の包囲網が敷かれた広島市から逃亡しようとした際に再び対峙し、その時は格闘に加わって負傷したゲンを救おうとした隆太に腕に撃たれて負傷する。 バー「マドンナ」のマスター サングラスをかけている、表向きはバーのマスターだが、本当の顔は麻薬売人のヤクザである。ムスビに「ビタミン剤」と偽って麻薬中毒にし、金を巻き上げた挙句、無断で自宅に侵入して無一文となりながらも麻薬を打ってくれるよう懇願するムスビを暴行し、川に捨てて死に追いやった。その後、復讐の怒りに燃えた隆太に片腕、ついでに頭部を撃ち抜かれて死亡した。 大場 ミチ(おおば - ) バー「マドンナ」の女給で、マスターの愛人。マスターと共にムスビを麻薬中毒にするが、復讐に来た隆太に拳銃で右手の甲を撃ち抜かれ、隆太に親分を呼び出される。その後、隆太が親分を射殺した後は周囲に助けを求めていた。 麻薬密売の親分 バー「マドンナ」のマスターと大場ミチの親分。スキンヘッドの付き人がおり、飼い猫のタマを連れている。「子分が死んで親分だけが生き残るのは不公平だ」として隆太に付き人共々頭を撃ち抜かれて死亡する。
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