ホール営業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 13:56 UTC 版)
原則的に「来店客に対し、射幸心を煽る店内行為」が自粛されている。 過剰なアナウンスの自粛 プレイヤーの射幸心・期待度を煽るアナウンスが自粛された。空き台の案内や風営法による規制案内が主流となっている。 出玉公開・写真の廃止 かつては大量獲得者は写真と共に店内に掲示されたりしたが、獲得者が強盗犯罪等に巻き込まれる可能性から、最近ではほぼ見られない。 イベントの抑制、禁止 かつては営業時間中であっても設定変更を実施したり、閉店前に設定キーを挿して客に設定を見せるサービスがあったが、その後設定を断言するなどの行為が自粛される。その代わりに「(設定を)上げ・キープ」、「爆裂札」、「ゴロゴロ(5656)祭」、「エビアン(海物語シリーズの5・6絵柄であるエビとアンコウ)祭」、「ドラゴンボールの星の数で告知」などの手法をとり、建前上は告知を行っていないという姿勢をとる店が多かった。また、これを逆手に取り嘘の設定を告知するホールもあった。 さらに、2011年8月1日より風営法が厳格運用され、上記のような告知方法はもとより、特定機種を推奨するイベント(○○の日といったもの)や、設定を示唆する告知(ゴールド、MAXといったもの)に関しても全国的に禁止されるようになった。その後ホームページ、電子メール、ブログなどを使って暗に告知する店も見られたが、2012年夏頃、当局からの指導により改めて徹底された。 店員による目押しサービスの禁止 目押しをすることが出来ない客のために、ボーナス図柄を揃える場合に限り店員が目押しして図柄を揃えることが一般的に行われていたが、2011年8月からの風営法厳格運用により同行為が全国的に禁止された。なお、直接停止ボタンを押さずに、筐体を手で叩くなどしてボタンを押すタイミングを教える店は存在する。 等価交換の禁止 2011年10月1日より、大阪府内のパチンコ店組合の申し合わせにより、射幸心を著しく煽るとし、等価交換が全面禁止となった。スロットにおいては、交換率は最高で5.6枚あたり100円(1枚≒17.86円)と定められている。2014年以降、消費税増税に伴いその他の都道府県でも等価交換禁止の動きが広がっている。 営業時間の厳守 開店・閉店時間が厳格に守られるようになった。閉店時間に客が完全に退店していなければならなくなり、その結果、遊技を終了する時間が閉店時よりも早まっている(10~15分前)ので、その時間を計算して遊技を終了しないと、ボーナスやARTを取りきれずに終わらなければならないこともあるので注意が必要である。実際閉店の10~15分前に店員の手によって強制的にプレイ終了となるケースがほとんどである。また、混雑緩和のために開店時間前に客を入場させ、開店時間より遊技開始とする店も存在したが、客の入店も開店時間からしか認められなくなった。
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