ホワイト・ペガール【ホワイト ペガール】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第4062号 |
登録年月日 | 1994年 8月 22日 | |
農林水産植物の種類 | ぶどう | |
登録品種の名称及びその読み | ホワイト・ペガール よみ:ホワイト ペガール |
|
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 8月 23日 | |
品種登録者の名称 | 澤登晴雄 | |
品種登録者の住所 | 東京都国立市西2丁目29番地の60 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 澤登晴雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「成功」(「山ぶどう」×「紅アレキ」)に「S-9110」を交配して得られた交雑実生から選抜・育成されたもので,果房は中,果粒が黄白色,短楕円形で中粒,試作地(山梨県塩山市)において9月末~10月初に成熟する白ワイン用である。 樹の大きさはやや小,樹勢及び枝梢の太さは中である。成葉葉身の形は五角形,裂片数は3片,葉柄裂刻の一般的な形は開く,上裂刻の形は閉じる,深さは中位,葉の大きさは中,成葉上面,下面の色及び葉柄の色は緑,葉柄の主脈に対する長さは短である。花穂の大きさは中,花性は両性,果房の形は有岐円錐,大きさは中(300~400g程度),粒着の粗密はやや粗である。果粒の形は短楕円,大きさは中(4g程度),果皮の色は黄白,厚さは薄,果皮と果肉の分離性は中である。果肉の色は不着色,肉質は中間,甘味は中(糖度15度程度),酸味は中,香気は特殊,果汁の多少は中である。種子の有無は有,数,形及び大きさは中である。開花期は中,成熟期は遅で,試作地において9月末~10月初,花振いの多少は少,無核果粒の混入はやや少,裂果の多少は中,果梗の強さは強,果梗と果粒の分離は中である。 「S-9110」と比較して,果房の形が有岐円錐であること,香気が特殊であること等で,「シャルドネ」及び「ピノブラン」と比較して,果房の形が有岐円錐であること,粒着の粗密が粗いこと,果粒が大きいこと,甘味が低いこと,香気が特殊であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和34年に出願者が自園(東京都国立市)において「成功」(「山ぶどう」×「紅アレキ」)に「S-9110」を交配し,得られた交雑実生をは種,38年頃初結実,45年頃選抜し,46年から山形県,茨城県,山梨県の3か所で試作及び試験醸造を行い,特性の調査・確認を行って育成を完了したものである。 |
- ホワイト・ペガールのページへのリンク