ホモ・フローレシエンシス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 20:57 UTC 版)
「人類の進化」の記事における「ホモ・フローレシエンシス」の解説
ホモ・フローレシエンシス 生態復元像(男) ホモ・フローレシエンシス(学名:Homo floresiensis、別の和名:フローレス人)は、約19万年から約5万年前という比較的最近を生存期間とするタクソンである(※発見当初は約10万年~約1.2万年前と推定された)。彼らの体格は極めて小さく、これは島嶼化によるものと考えられている。「ホビット」という愛称もこれに由来する。 フローレシエンシス種の主要な発見は、2003年、ニュージーランドの考古学者マイク・モーウッド(英語版)によってインドネシアのフローレス島から発見された30歳前後と思しき女性の骨格化石であり、彼女の生存年代は約1.8万年前と見積もられた(※この数値は今では支持を失っている)。この女性の推定される生前の姿は、身長わずか1メートルで、脳容量は380cm3とチンパンジー並みに小さく、現代人女性(平均1400cm3)の3分の1程度でしかなかった。 フローレシエンシス種は、その矮小さと年齢から、実際に最近まで生きていた現生人類と共通しない特徴をもつホモ属の興味深い例と考えられている。すなわち、いつの時点かで現生人類と祖先を共有するが、現生人類の系統群とは異なる独自の進化過程を辿ったと思われ、多くの研究者はエレクトゥスの系統群に共通祖先が含まれると考えている。しかし、彼らが本当に別の種であるかは未だ議論が続いており、小人症を患った現生人類と考える研究者も一部にはいる。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}この[どこ?]仮説は、フローレス島に住む現代人が小柄であるために、ある程度説得力がある[要出典]。小柄さと小人症によって本当にホビットのような矮小な地域個体群が生まれた可能性はある。別種説への他の主要な反論は、現生人類と関連した道具類とともに発見されたという点である。 しかしいずれにしても、現在知り得る進化系統樹を結果から見れば、彼らの枝の先には何も生まれなかった。その意味で、進化上の完全な傍流で終わった。
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