ペンタックス67シリーズとは? わかりやすく解説

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ペンタックス67シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 01:40 UTC 版)

PENTAXの銀塩一眼レフカメラ製品一覧:中判・110フィルム用」の記事における「ペンタックス67シリーズ」の解説

ペンタックス67シリーズとは、6x7cm判を採用した旭光学初の中判一眼レフカメラあり、かつての旗艦機種でもある。開発のきっかけ当時の社長であった松本三郎の「大判一眼レフ欲しい」との鶴の一声で、企画段階では製品化考慮せず設計されていたが、需要確信得たため製品化はかられることとなった大衆路線であった135フィルム使用アサヒペンタックスシリーズはまった別の購買層である上級者向けプラットフォームとして開発され製品である。愛好家からの愛称は「バケペン」。 特徴は、24×36mm(ライカ)判一眼レフカメラそのまま大きくたようなその外観で、6x7cm判一眼レフカメラありながらコンパクトであり、使い勝手ライカ判近く手持ち撮影考慮したコンセプト開発当初からのものであった開発時における一番の苦労シャッターミラーであったという。ライカ判一眼レフカメラのものと比較して大型であるため、作動必要な力、耐久性、耐ショック性の問題大きく立ちはだかり、ミラーについてはスイングバック式による省スペース化と、クランク駆動式による耐ショック対策施された。 マウントは、焦点距離によって内爪(300mmまで)と外爪(400mm以上)を使い分ける専用の2重バヨネット式のペンタックス67レンズ専用マウントペンタックスによる現在における呼称)が採用されている。また省スペース化のため電子シャッター採用している。他にもオプションとして交換式のTTL露出計内蔵ファインダー用意されるなど、当時最先端技術投入された。フィルム装填に関して構造単純化による小型軽量化耐久性の向上のため、一般的な高級中判カメラ異なりフィルムバックを採用せず、ライカ判一眼レフ同様にフィルム本体直接装填する方式採用しているおり、フィルム途中交換不可能。また数多くレンズ群が用意されており、中判ゆえの高解像描写や、その高機動性信頼性から風写真家鉄道写真家達の支持長らく受け続けた写真家荒木経惟佐内正史今森光彦などが愛用していることでも知られる2009年10月ペンタックス67II生産終了となり、シリーズとしては終焉迎えることとなった。 アサヒペンタックス6×7(1969年7月発売)/ペンタックス671989年11月改名30年にわたるロングセラーとなり、その間ユーザー要望取り入れた数々マイナーチェンジが行われ、ミラーアップ機構はじめとして材質変更による軽量化やバヨネットロック機構など小さな改良続けられた。露出計なしのアイレベルファインダーTTL露出計内蔵ファインダーなど、オプション品アクセサリー充実している。途中ブランド名(アサヒペンタックス→ペンタックス)の変更伴ってカメラの名称と外観ロゴ表示変更された。 ペンタックス67II1998年11月発売AE機能として初め絞り優先AE搭載測光機能6分評価測光中央重点測光スポット測光選択可能になり、TTLストロボ機能対応するシンクロソケットが搭載された。

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