フラノラベンダーエクスプレス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 11:21 UTC 版)
「カムイ (列車)」の記事における「フラノラベンダーエクスプレス」の解説
1999年(平成11年)6月11日から運転を開始した臨時特急列車。滝川駅から根室本線を経由し、札幌駅 - 富良野駅間を2時間で結ぶ臨時特急列車として運行されている。ラベンダーの見頃である夏季に運行される。前年まで運行されていた臨時特急「リゾート田園休暇ふらの」(札幌駅 - 富良野駅間)2往復と臨時特急「ラベンダーエクスプレス」(新千歳空港駅・札幌駅 - 富良野駅間)を統合する形で誕生した。 2013年(平成25年)までは1日最大3往復設定されていたが、翌年からは2往復となり、2020年(令和2年)からは1往復となっている。 使用車両 2021年(令和3年)はキハ261系5000番台「ラベンダー編成」での運行となる予定である。 2020年(令和2年)までの使用車両はキハ183系気動車であった。2020年(令和2年)は「ノースレインボーエクスプレス」車両で運行されたが、かつては「クリスタルエクスプレス」「ニセコエクスプレス」「旭山動物園号」車両でも運行された。車両点検の影響や混雑緩和を目的に「旭山動物園号」やキハ183系一般車両など、他の車両で運転されたこともある。 車内サービス 1999年(平成11年)時点では7月からの観光シーズンに、2015年(平成27年)時点では、6月 - 8月に運転される2・3号で、客室乗務員が3号車カウンターにてオリジナルグッズや沿線スイーツを販売していた。その後、JR北海道は客室乗務員による車内販売を全廃したことから、同列車での車内販売も2018年(平成30年)8月19日をもって終了した。また、2014年(平成26年)まで車内には全席にイヤホンが備え付けられ、座席でラジオ・ミュージックを聞けるサービスを行っていた。 沿革 1999年(平成11年)6月11日:臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス」運転開始。 2004年(平成16年)7月5日 - 8日:特急「ふらの」として、リゾート編成の代替車両で運転。 2011年(平成23年)7月12日・13日:「ノースレインボーエクスプレス」車両の窓ガラスにヒビが発見され、充当予定だった3・4号が「旭山動物園号」編成で代走。 7月25日:「クリスタルエクスプレス」車両の窓ガラスにヒビが発見され、充当予定だった2・6号が「ニセコエクスプレス」車両で代走。 7月26日:7月25日と同様の理由により、2・6号がキハ183系一般車両で代走。 2012年(平成24年)7月8日・9日:7月6日に「ノースレインボーエクスプレス」車両に速度計の不具合が発生したため、3・4号が「ニセコエクスプレス」車両で代走。 2013年(平成25年)8月12日 - 31日:特急「北斗」出火事故の影響により、「ニセコエクスプレス」車両で運行予定だった3・4号を「クリスタルエクスプレス」車両での運行に変更。 2014年(平成26年)7月9日:「ノースレインボーエクスプレス」車両の自動ドアに不具合が発生したため、2・3号がキハ183系一般車両で代走。 7月31日:「ノースレインボーエクスプレス」車両の空調や照明設備に不具合が発生したため、2・3号がキハ183系一般車両で代走。 8月5日・7日:混雑緩和のため、より座席数の多いキハ183系一般車両で運転。 8月8日 - 31日:混雑緩和のため、より座席数の多い「ノースレインボーエクスプレス」車両で運転。 この年から最大2往復の運転となる。この年をもって座席でのラジオ・ミュージックを聞けるサービスを終了。 2015年(平成27年)7月18日 - 20日:混雑緩和のため、より座席数の多いキハ183系一般車両で運転。 2016年(平成28年)7月2日 - 31日:1・4号がキハ183系「旭山動物園号」編成で運転される。 2017年(平成29年)7月8日 - 15日:キハ261系の車輪に傷が発生した影響で、2・3号がキハ183系一般車両で代走。 9月2日・3日:「クリスタルエクスプレス」車両の窓に傷が発生したため、3・4号が「旭山動物園号」編成で代走。 2018年(平成30年)8月19日:この日をもって車内販売を終了。 2019年(令和元年)7月6日:オリジナルヘッドカバーの取り付けを実施。 8月24日・25日:「クリスタルエクスプレス」車両に不具合が発生したため、3・4号が「ノースレインボーエクスプレス」車両で代走。 9月23日:この日をもって「クリスタルエクスプレス」車両での運行を終了。 2020年(令和2年)6月13日:運転開始が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、7月17日までの全列車が運休。 7月18日:運転開始。「ノースレインボーエクスプレス」車両による1往復のみ運転。 2021年(令和3年)6月19日:運転開始が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、7月9日までの全列車が運休。 7月10日:運転開始(予定)。土休日のみの運転に変更。キハ261系5000番台「ラベンダー編成」による運転を実施(予定)。号数が設定されなくなる。 停車駅 札幌駅 - 岩見沢駅 - 滝川駅 - 芦別駅 - 富良野駅
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