フォーミュラ20
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/05/22 22:39 UTC 版)
フォーミュラ20は、かつて計画されていた自動車レースのカテゴリー。いわゆるジュニア・フォーミュラの一つである。
概要
日本自動車レース工業会(JMIA)によって全日本FJ360選手権の再来を実現すべく提案され、当初は軽自動車のエンジンを利用した「F660（仮称）」としていたものの、その後の議論を経てエンジン形式を制限せずに直径20mmのエアリストリクターの装備による出力制限のみ規定してそれ以外は排気量がいくらであろうがターボを付けようが何気筒であろうがJIMA指定のカーボンモノコックを使用する規制はあるものの基本的に自由という「フォーミュラ20」構想へと発展した[1]。軽自動車のエンジンは自動変速機のみに対応していたりギア比の交換が難しいなど問題が多いことが判明したのでエアリストリクターで出力を制限することになった[2]。2009年1月には童夢・東京R&D・ムーンクラフトの3社から試作車が、トムスから試作エンジンが発表され、デモ走行も実施された[3][4]。しかし、2010年からF4においてカーボンモノコックの使用が許可されることになり、JMIA理事会ではF4においてほぼ同様の目的を達成できると判断したことで、急転直下「フォーミュラ20」構想は中止となった[5]。
関連項目
脚注
- ^ Sports-Car Racing
- ^ （たぶん）最終的にFORMULA20になりました。
- ^ F20 シェイクダウンテスト 3台揃ってF20が登場（2009年1月13日）
- ^ 「REAL RACE」第2巻、日本自動車レース工業会、2008年12月3日。
- ^ 日本自動車レース工業会は、来期よりのF4への参入を推進します。（2009年9月28日）
外部リンク
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