フォーチュン・クッキーをめぐる文化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 04:02 UTC 版)
「フォーチュン・クッキー」の記事における「フォーチュン・クッキーをめぐる文化」の解説
元々は日本の文化を取り入れたフォーチュン・クッキーであったが、上記のような経緯から、中国の習慣であると誤認しているアメリカ人も少なくない。ただし、中国ではフォーチュン・クッキー自体知られていない。 アメリカ映画『アイアンマン3』(2013年)には登場人物のマンダリン(ベン・キングズレー)が「知ってるか。フォーチュン・クッキーは中国のものじゃない。日本のレシピでアメリカ人が作った」と語るシーンがある。 いくつかのウェブページでは、フォーチュン・クッキーのような短い言葉を提供するものがある。UNIXのプログラムであるfortuneは、フォーチュン・クッキーのような文章を表示するものである。また、電子メールの署名に、さまざまな引用や雑学、冗談、格言等の「フォーチュン・クッキー」をランダムに追加するソフトウェアもある。 このほか、いくつかのフォーチュン・クッキー・データベースが自由に利用できるような形で配布されている。 メッセージを含んだクッキーと言うことから、サービス提供側から受け取り、受け取った側で意味を解釈せずそのままサービス提供者に渡すトークンをマジッククッキーと呼ぶ。一例がHTTP cookieである。 ビリー・ワイルダー監督のアメリカ映画『恋人よ帰れ!わが胸に』(1966年、ジャック・レモン、ウォルター・マッソー主演)の原題はThe Fortune Cookieである。また、2003年のアメリカ映画『フォーチュン・クッキー』の原題はFreaky Fridayであるが、フォーチュン・クッキーが重要な小道具として登場する。 日本マクドナルドでは、1980年代半ばの年末年始に限定商品「ハウワンペイ」という名称で、これを発売したことがある。東京ディズニーランドのお土産にもあるので、アメリカのお菓子だと知っている日本人も多い。 また、日本ではアメリカより1994年10月に有限会社よろず海外交易(日本総代理店)が初輸入し、2007年有限会社万糧に業務譲渡し現在にいたっている。 2013年には日本のアイドルグループAKB48が、フォーチュンクッキーにまつわる悲哀を取り上げた楽曲「恋するフォーチュンクッキー」を発表した。
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