ピーターズバーグとクレーターとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ピーターズバーグとクレーターの意味・解説 

ピーターズバーグとクレーター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 02:10 UTC 版)

第9軍団 (北軍)」の記事における「ピーターズバーグとクレーター」の解説

コールドハーバーの戦い最中1864年6月9日、クリッテンデンは自身要請によって第1師団長を退き、ジェイムズ・レドリー(James H. Ledlie)准将師団長となった第二次ピーターズバーグの戦いでの最初突撃となった6月17日軍団輝かし攻撃実施したポッター師団南軍前線突破、一旦は確保したが、適切な支援得られなかったために手放さざるを得なかった。翌日同様の攻撃実施したが、ポッターウィルコックス師団損害率異常に高かった損害は、戦死497人、戦傷3,232人、行方不明262人の合計2,991人に達した戦死者中には工兵部隊指揮官であるジェイムズ・モートン(James St. Clair Morton准将含まれていた。 南軍防衛陣地突撃で抜くには強固過ぎた南軍塹壕掘りその後10ヶ月間続く包囲戦備えた6月19日それまで後方任務についていて不在であった、フェレーロの黒人からなる第4師団軍団加わり、他の3個師団と共に塹壕入った第9軍団前線一部は敵の防御陣地に非常に接近しており、間断なく敵の砲火さらされたため、毎日のように死傷者出た。他の軍団担当する前線比較的静かであったが、第9軍団兵士は常に注意怠らない必要があり、また死に直面していたため、大変な緊張強いられた南軍は、フェレーロの黒人師団存在のために、必要以上に第9軍団圧力をかけたと思われる第9軍団悪名高いクレーターの戦い主役演じた。この戦いでは、長い坑道南軍防御陣地まで掘り進み、そこを爆破するというものであった。この坑道は、ポッター師団の第48ペンシルベニア連隊の元炭鉱労働者によって掘り進められ4トン火薬爆発させることに成功した。この爆発により巨大なクレーターができたが、続く突撃失敗した。元々突撃はフェレーロの黒人兵が実施する予定で、クレーターの淵に沿って突撃する訓練受けていた。しかし、突撃直前に、グラントミードは、政治的な理由から黒人師団ではなく白人師団を使うようにバーンサイド命令した結果としてレドリーの第1師団担当することとなったが、兵士はこの攻撃のための訓練受けておらず、レドリー自身も酒に酔って後方にいた。兵士たちクレーター中央進んでしまい、クレーターの淵に陣取る南軍兵士からの良いになってしまった。フェレーロの黒人師団後方でよく戦ったが、成功機会無かった第9軍団損害は3,475人に達しその内訳は戦死473人、戦傷1,646人、行方不明1,356であった直後にレドリーは解任され第1師団長には第23軍団の第2師団であったジュリアス・ホワイト(Julius White准将就任した1864年8月13日バーンサイド休暇扱いとされ、軍団に戻ることはなかった。パーク軍団長となり、戦争終了までその任にあった8月19日-21日グローブタバンの戦いでは、ホワイトポッター及びウィルコックス師団参戦し、相当の損害出した参加した歩兵は6,000人以であったが、60人が死亡し315人が負傷した。この時点までに各師団実働兵力大きく減少していたため、組織見直しが必要となったホワイト第1師団解散となり、所属連隊ポッターウィルコックス師団振り分けられた。師団番号変わりウィルコックス師団第1師団ポッター師団第2師団、フェレーロの黒人師団第3師団となった。しかし12月にはフェレーロの師団軍団離れ多く連隊新設黒人兵のみで構成され第25軍団に配属された。フェレーロ自身はバミューダ・ハンドレッドでの特設部隊の司令官となった

※この「ピーターズバーグとクレーター」の解説は、「第9軍団 (北軍)」の解説の一部です。
「ピーターズバーグとクレーター」を含む「第9軍団 (北軍)」の記事については、「第9軍団 (北軍)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ピーターズバーグとクレーター」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ピーターズバーグとクレーター」の関連用語

ピーターズバーグとクレーターのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ピーターズバーグとクレーターのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの第9軍団 (北軍) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS