ピアノ協奏曲第1番ニ短調とは? わかりやすく解説

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ピアノ協奏曲第1番ニ短調

英語表記/番号出版情報
ベネット:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調Piano Concerto No.1 in D minor Op.1作曲年1832年  出版年1833年 
カルク=エーレルト:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調Konzert für Klavier und Orchester Nr.1 Op.6作曲年1901年 
マルトゥッチ:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調Concerto per piano e orchestra No.1作曲年1878年 

ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調

英語表記/番号出版情報
ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調Konzert für Klavier und Orchester Nr.1 d-Moll Op.15作曲年: 1854-1858年  出版年: 1861/74年 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Maestoso2300 No Image
2 第2楽章 Mov.2 Adagio1400 No Image
3 第3楽章 Mov.3 Rondo: Allegro non troppo1200 No Image

作品解説

執筆者: 小崎 紘一

 ブラームス初期の代表作である。初演1859年1月ハノーファー自身独奏により行われている。
 初期の作品が持つ熱情情緒、またそれらを彩るロマンティシズムは、幼少時学んだベートーヴェンドイツ精神と、シューマン憧憬にも似た様式学習体現させた結果であるが、青年期彼のプライヴェートその背景求め向きもある―――〈新しい道〉と自分導いたシューマンへの敬意、その妻クララ抱いた慕情、そしてシューマン逝去と《第一ピアノ協奏曲初演直前のアガーテ・フォン・ジーボルトとの婚約破棄といったふたつの喪失―――など。いずれにせよそうした彼のエモーショナル創造的構想作品昇華させるにはブラームス技術的精神的にまだ若かったといえる
 もうひとつの《ピアノ協奏曲》あるいは一連の交響曲聴くことのできる驚異的な構築力はまだ見えない。しかしそれ故剥き身にされた旋律アンサンブル美しさ彼のカタログ中でも傑出しており、代表作数えられる所以である。
 当初から協奏曲として書かれたものではなく2台ピアノソナタ交響曲としてもアイデア練られ経緯があり、結果として自身としては初めての協奏曲として完成した古典派まで協奏曲顕著であった独奏楽器オーケストラ」という図式から若干離れて器楽室内楽交響楽それぞれ独立した部分をもたせ、その上で共生させるなど、様々な試み聴かれる。また、ティンパニホルン中低弦の扱いなどブラームス楽器嗜好性早くもみてとれる
 尚、第二楽章ではラテン語による祈祷文引用されており、シューマン夫妻(またはそのいずれか)に宛てられていると考えられている。


カルクブレンナー:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調

英語表記/番号出版情報
カルクブレンナー:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調Klavier Konzert Nr.1, d-moll Op.61出版年1823年  初版出版地/出版社Paris, London and Bonn 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 アレグロ・マエストーソ Mov.1 Allegro maestoso1330秒 No Image
2 第2楽章 アダージョ・ディ・モルト Mov.2 Adagio di molto7分00 No Image
3 第3楽章 ロンド・ヴィヴァーチェ Mov.3 Rondo vivace9分30秒 No Image


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