ヒドロキシルアミン【hydroxylamine】
ヒドロキシルアミン
ヒドロキシルアミン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/13 07:24 UTC 版)
ヒドロキシルアミン | |
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Hydroxylamine |
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別称
アザノール
オキサンモニウム |
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識別情報 | |
ECHA InfoCard | 100.029.327 |
PubChem CID
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RTECS number |
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CompTox Dashboard (EPA)
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特性 | |
化学式 | NH2OH |
モル質量 | 33.030 g/mol |
外観 | 白色の針状またはフレーク状固体 |
密度 | 1.21 g/cm3 (20 °C)[1] |
融点 | 33 °C, 306 K, 91 °F |
沸点 | 58 °C, 331 K, 136 °F (分解) |
水への溶解度 | 冷水に可溶 熱水では加水分解 |
溶解度 | 液体アンモニア、アルコールに易溶 |
酸解離定数 pKa | 5.94 |
構造 | |
0.67553 D | |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
-39.9 kJ/mol |
危険性 | |
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド) | |
引火点 | 129 °C, 402 K(爆発) |
致死量または濃度 (LD, LC) | |
半数致死量 LD50
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408 mg/kg(経口、マウス); 59–70 mg/kg(腹腔内投与、マウス、ラット); 29 mg/kg(皮下注射、ラット)[2] |
関連する物質 | |
関連するヒドロキシルアンモニウム塩 |
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関連物質 | |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ヒドロキシルアミン(英: hydroxylamine)は示性式が NH2OH と表される無機化合物である。水とアンモニアが互いに一部分を共有したような構造を持っているので、それらの混成体と見ることもできる。純粋なヒドロキシルアミンは室温で不安定な結晶性の固体であり、吸湿性を持つ。潮解性がある。一般的に水溶液、または塩酸塩などの塩として取り扱われる。
ヒドロキシルアミンは生合成的硝化の中間体である。アンモニアの酸化はヒドロキシルアミン酸化還元酵素によって媒介される。
生産
いくつかの合成法が知られている[3]。
ラシヒ法 (Raschig Synthesis) では、まず亜硝酸アンモニウム水溶液を 0 °C において
- ヒドロキシルアミン研究データ (data.cas‑msds.com) at Archive.is (archived 2014年4月)
- “ヒドロキシルアミン”. 職場のあんぜんサイト (2008年10月27日). 2024年6月30日閲覧。
固有名詞の分類
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