ジクロラミン【dichloramine】
読み方:じくろらみん
ジクロラミン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/13 07:15 UTC 版)
ジクロラミン | |
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別称
Chlorimide
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識別情報 | |
3D model (JSmol)
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ChemSpider | |
PubChem CID
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UNII | |
CompTox Dashboard (EPA)
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特性 | |
化学式 | HCl2N |
モル質量 | 85.92 g mol−1 |
外観 | 黄色気体[1] |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ジクロラミン(Dichloramine)は、化学式NHCl2の反応性無機化合物である。黄色の気体で、不安定であり多くの物質と反応する[1]。アンモニアと塩素または次亜塩素酸ナトリウムの反応により形成される。クロラミンや三塩化窒素の合成の際の副産物として形成される。
合成
ジクロラミンは、クロラミンと塩素または次亜塩素酸ナトリウムの反応で合成される[1]。
- NH2Cl + Cl2 → NHCl2 + HCl
反応
ジクロラミンは水中に存在するヒドロキシルイオンと反応し、次亜硝酸ラジカルと塩化物イオンを生成する[2]。
出典
- ^ a b c Holleman-Wiberg: Lehrbuch der Anorganischen Chemie, 102. Auflage, Berlin 2007, ISBN 978-3-11-017770-1.
- ^ White, George Clifford (1986). The handbook of chlorination (2nd ed.). New York: Van Nostrand Reinhold. pp. 169. ISBN 0-442-29285-6
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