パリ万博使節団・留学生
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「青天を衝け」の記事における「パリ万博使節団・留学生」の解説
徳川昭武(とくがわ あきたけ) (余八麻呂 → 松平昭徳 → 徳川昭武) 演:板垣李光人(少年:有山実俊) 慶喜の異母弟。将軍に就いた慶喜の命により清水徳川家当主となる。清水家を継ぐ以前の水戸藩時代は幼名を余八麻呂(よはちまろ)、のち松平昭徳(まつだいら あきのり)を名乗る。官職は民部大輔(みんぶたいふ)で、通称民部公子。 将軍の親族、名代として若年ながらパリ万博使節団の代表に任命されて渡欧し、万博後もパリに留まって留学生活を送るが、新政府の帰国命令と水戸藩主継承の決定を受けて志半ばで帰国する。栄一の働きを認めて頼りとし、帰国後も水戸で自身に仕えることを望むが、旧来の藩士による暗殺を危惧する慶喜の配慮により、栄一は静岡藩で働くことになる。 田辺太一(たなべ たいち) 演:山中聡 幕臣。外国奉行支配組頭。通称は田兄(でんけい)。 薩摩藩が独自に万博に出展していることに怒り、抗議する。交渉の結果、幕府の品に「大君グーヴェルヌマン」、薩摩藩の品に「薩摩太守グーヴェルヌマン」と表記することで妥協するが、「グーヴェルヌマン」がフランス語で政府を意味していたため、将軍が薩摩藩主と同格の一大名に過ぎないという風聞がフランスで広まってしまう。 帰国後は静岡藩に出仕。 向山一履(むこうやま かずふみ) 演:岡森諦 外国奉行。官職は隼人正(はやとのしょう)。 使節団の全権大使。正式な通訳のカションよりもイギリス人のシーボルトを重用し、日仏関係に亀裂が入るきっかけとなる。後任の栗本鋤雲と入れ違いで帰国する。 維新後は静岡藩に出仕。 杉浦愛蔵 #改正掛「杉浦譲」の項を参照。 山髙信離(やまたか のぶあきら) 演:山本浩司 幕臣。徳川昭武の傅役。 高松凌雲(たかまつ りょううん) 演:細田善彦 奥医師。昭武お付きの医師としてパリへ随行。 パリでは廃兵院で兵士が平等に無料で治療を受けていることに衝撃を受ける。帰国後の箱館戦争では敵味方問わず治療を行う。 山内文次郎(やまうち ぶんじろう) 演:渋谷謙人 フランス語通詞。 山内六三郎(やまうち ろくさぶろう) 演:松永拓野 洋学者。 保科俊太郎(ほしな しゅんたろう) 演:後藤田しゅんすけ フランス語通詞。 林董三郎(はやし とうさぶろう) 演:徳井汰朗 英国留学生。名は董(ただす)。 川路太郎(かわじ たろう) 演:田辺歩 英国留学生。川路聖謨の孫。
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