パチンコとキャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/21 16:58 UTC 版)
「キャラクターゲーム」の記事における「パチンコとキャラクター」の解説
日本では様々なサブカルチャーメディアが発達、裾野の広い市場を形成するに至り、従来は遊戯性にのみ遊戯装置の差別化を求めていたパチンコ・パチスロにも、往年の人気作品(『北斗の拳』・『新世紀エヴァンゲリオン』・『ルパン三世』など)をあしらった機種も多数登場している。ただこういった遊戯装置や設置しているパチンコ店が広義のギャンブルを提供する性質もあって「元作品のイメージダウンにつながる」「パチンコ店に児童が入店できない」などの理由から「ギャンブル関連の商品に対しては許可を下ろさない」とする作品や版元も見受けられ、例えば、同じ藤子不二雄系統の作品であっても『ドラえもん』を始めとした藤子プロ(藤子・F・不二雄)の作品ではパチンコ・パチスロには許可を下ろしていないが、藤子スタジオ(藤子不二雄Ⓐ)ではギャンブルに対する制約をあまり行っていないため、『忍者ハットリくん』、『笑ゥせぇるすまん』などがパチンコ・パチスロ化されている。 外部版権物のパチンコ・パチスロ化の際、著作権を保有している企業だけに使用許諾を得てのリリースであるため、そのキャラクターのデザイナーに利用許諾が及ばず、実際、オーイズミからリリースされたリラックマのパチスロ版に関しては、担当デザイナーのコンドウアキから謝罪会見が行われたようである。サンリオもパチンコ・パチスロ化に積極的な企業ではあるが、子供向けのキャラクターが多いため、銀座以外は利用許諾的に消極的で、2003年にシスコン傘下時代の同社からリリースされた『けろけろけろっぴ』のパチンコと、同社が開発し、2019年に現親会社のサミーからリリースされた『SHOW BY ROCK!!』のパチンコぐらいである。 アイレムの『大工の源さん』シリーズ(1990年~)はコンピュータゲームの作品としてリリースされたが、原作が存在しないオリジナル機種全盛の1996年にリリースされた『CR大工の源さん』は20万台を超える程のヒット機種ということもあって、パチンコキャラクターとしてのイメージが強くなったため、原作のゲームよりも三洋物産のパチンコ版のリリースの方が積極的になり、自動的に版権を受け継いだ企業であるアイレムソフトウェアエンジニアリングがパチンコシミュレーターを除いたコンピュータゲームの開発と販売の事業から撤退するのを期に三洋物産に版権の知的財産権を売却したため、それ以降は原作のゲーム版も三洋物産が著作権を管理されている。知的財産権がアイレムにあった頃は原作ゲームのデザインしか使うことが出来なかったが、自社版権化して以降は、キャラクターデザインも一新されるようになった。 同様に『牙狼
※この「パチンコとキャラクター」の解説は、「キャラクターゲーム」の解説の一部です。
「パチンコとキャラクター」を含む「キャラクターゲーム」の記事については、「キャラクターゲーム」の概要を参照ください。
- パチンコとキャラクターのページへのリンク