ババ(ジェディダイア)・ソーヤー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 20:16 UTC 版)
「レザーフェイス」の記事における「ババ(ジェディダイア)・ソーヤー」の解説
チェーンソーを片手に、近辺を訪れる者を襲って斬り殺し、解剖して家具にしたり売りさばいたりする。先天性の皮膚病と梅毒を患っている為、人の顔を剥いで作った仮面を常に被り、素顔を隠している。身長193cmの巨漢であるが、外見に反してその足は驚く程速い。凶暴そのものであるが、家族に対してはいたって従順。趣味は動物の骨をコレクションして自分の部屋や台所に飾ること。また女装趣味もあるようで、仮面に化粧をしたりドレスで着飾ったりする。 テキサス州にある荒野の一軒家に家族ぐるみで住んでいる。人肉を売りさばく肉屋に産まれた4人兄弟(内2人は双子)の4男。家族構成は、屠殺の名人である137歳の祖父(グランパ)、ミイラと化した祖母ヴァーナ、金の亡者となって人肉を売りさばく長男ドレイトン(テレビ吹き替え版ではコック)、ヒッチハイカーで自傷癖の兄ナビンズがいる。2作目で同じくヒッチハイカーの双子の兄、チョップトップがいることが判明した。 テキサス州の片田舎にひっそりと暮らし、墓場から死体を盗んではたまに来る旅行者を襲って暮らしていた。ある日、被害者の一人に逃げられた上、兄が死んだため姿を消す。事件は事実上無かったことにされたが、それから13年後、テキサス州ダラスにアミューズメントパークのバトルランド(ドレイトンが開園するもすぐに廃園)を拠点としている事が判明した。後に被害者の叔父であるレフティに襲撃を受けて重傷を負い、バトルランドごと爆破される事になる。その後は消息不明。 2007年の再DVD化の際に、実際には祖父が父親でドレイトンは兄であると紹介されている(ヒッチハイカーが車の中で兄いと呼んだのはドレイトンを指す事になる。また、テキサスでは父親のことをグランパと呼ぶ風習があるという)。また3・4作目をオリジナル(メンバーはガソリンスタンドを経営する父(ティンカー)と兄2人(テックス、アルフレッド)、幼い妹(サリー)、脚と声帯に障害をもつ母親、既婚者の兄2人(ヴィルマ、W.E)、ヴィルマの妻ダーラ)とするならば正式な家族構成は、父親と母親と3人の兄(ドレイトン、ヒッチハイカー、チョップトップ)という事になる。 シリーズ中盤から怪物化した『13日の金曜日』のジェイソン・ボーヒーズや、悪夢の中の存在である『エルム街の悪夢』のフレディ・クルーガーなどはと異なり、あくまで人間として描かれており、大柄で屈強な肉体を持ち合わせているものの知的障害があり、精神年齢は8歳児程度で、相手から反撃を受けてダメージを負うことも少なくない。殺人の際に暴れて家を破壊した時はドレイトンに叱られ叩かれて縮こまったほか、『2』では一目惚れした女性は家族に隠して殺さずにいたりと人間臭い面も描写された。一方で、父親に内緒で夜道で殺人に興じていたりする。TRASTUCAT PRDUCTIONSによる漫画「LEATHERFACE vs JASON」では、ジェイソンと死闘を繰り広げるが、自身と似た境遇を持つ彼に対して、ある種のシンパシーを抱いていたとも取れる描写がなされていた。
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