バイコヌール射場とは? わかりやすく解説

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バイコヌール射場


米国ケープ・カナベラル空軍基地と並ぶ世界最大基地発射場がバイコヌール射場です。モスクワから南東に約2,100km、中央アジアカザフスタン共和国ありますアラル海の東に位置してます。バイコヌール」とはカザフ後で褐色の富」を意味しますが、この褐色とは、ここが産地であることに由来してます。
1955年建設開始され1957年10月4日人類初の人工衛星スプートニク打ち上げた歴史的な発射場です。その後軍事衛星などの打ち上げを主に行ってきましたが、1996年9月プロトンロケットインマルサット3F2通信衛星打ち上げたのを皮切りにイリジウムグローバルスター、パンナムサットなどの民間通信衛星頻繁に打ち上げられるようになりました
有人宇宙飛行に関しても、人類最初宇宙飛行となった1961年ガガーリン打ち上げ以来ここから宇宙飛行士打ち上げられています。国際宇宙ステーション搭乗する宇宙飛行士各種モジュール打ち上げられています。
位置北緯45度36分、東経6324分。打ち上げ方向は東です。管理・運営ロシアカザフスタン)で、主要打ち上げロケットプロトンロコットソユーズモルニアツィクロンゼニットなどです。
2005年末までの衛星打ち上げ回数は1,199回で世界最多です。
15発射台を含む9つ発射施設11組立工場、470kmの線路横倒しにしたロケット発射台まで運んでいきます
ロシア旧ソ連時代からバイコヌール宇宙基地を主要射場として使ってきました旧ソ連崩壊後混乱経て1994年3月ロシアカザフスタン20年間にわたり年間1億1,500ドル使用量を払うことを条件に、ロシア統括司法権認めることで合意しました。さらにその後紆余曲折経て2000年1月からはロシア宇宙庁管轄となりました



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