ニューロノイド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 22:27 UTC 版)
デュアルインパルスによってリンカージェルから取り出されたエネルギーを利用して活動する多目的調査ロボ。一部の例外を除き、搭乗するデュアルカインドの特性に合わせ調査用のアクセプト(AP)モードと活動用のアクティブ(AV)モードに変形する。通常の操縦は主に音声入力によって行われる。リンカージェルは活動に伴い純度が低下するため、その活動時間にはおのずと限界がある。活動限界を迎えた場合はジェルの透析が必要。制御には高等哺乳類12体分の大脳皮質を用いた生体ユニットを使用している。 覚醒人1号 有限会社アカマツ工業製ニューロノイド。側転するように変形することでアクセプトモードとアクティブモードの2タイプに切り換わる。必殺技はアクティブモード時に大気中の化学成分を集め、その状況に応じた化学物質を合成し放つシナプス弾撃。通常、稼動にはパイロットを2名を要するため、火乃紀が連れ去られたあとは紗孔羅をパイロットにして運用したが、コミック版終盤では一人でも操縦できるように改造を行い最終戦に挑んだ。生体ユニットとしてバンドウイルカ12頭分の大脳皮質を利用し、水中活動用装備が無いにもかかわらず水中活動を行ってみせた。最終夜にて大破、イルカたちの意識は海へと還って行った。 ティラン モーディワープフランス支部が開発したニューロノイド。ティランの4号機であるカトリエの生体ユニットには類人猿ボノボ12頭分の大脳皮質を利用。専属ヘッドダイバーの八七木の擬示能力で暴走を抑制できることも考慮に入れられ開発された。覚醒人と同じく、アクセプトモードとアクティブモードがあり、シナプス弾撃も使用できる。ちなみに楓は当機を青ウサちゃんと呼んでいる。 プロトタイプティラン 初期の試作型としてプルミエ、ドゥジ、トロワの3体が製作されるも生体ユニットに事故や病死した人間の大脳皮質を使っていたため、非人道的構造への異論と暴走の危険性を指摘され封印される。長らくモーディワープフランス支部の地下にあったが、人間の脳を用いたことに付け込んだ超人同盟に利用され、楓を拉致するための操り人形にされる。ドゥジには、プルミエの水中活動実験中の事故が原因で死亡した八七木の弟、ケイの大脳皮質が組み込まれていた。試作型のためかモードチェンジ機能はない。 ブロッサム モーディワープが新たに開発した戦闘用ニューロノイド。アクセプトモードは省略されており、モードチェンジしない。戦闘訓練を受けた人間が、脳手術による擬似デュアルカインド(デュアルトライヴ)として搭乗。蛍汰たちの救出に派遣されるもすでアルジャーノンを発症しており、逆に襲い掛かってきた。モーディワープ本部で現れた際は武装強化されており、コクピットにアルジャーノンに感染した搭乗者達が鮨詰め状態に入れられていた。 グリアノイド 新たに開発されたニューロノイド用飛行ユニット。三重連太陽系緑の星からもたらされたオーバーテクノロジーを利用して開発されたウルテクエンジンを搭載。リンカージェルの透析も可能でニューロノイドの活動限界時間を克服した。デュアルカインドでない人間でも操縦可能。阿嘉松の依頼を受け、獅子王雷牙が製作。覚醒人、ティラン用に2機製作された。
※この「ニューロノイド」の解説は、「ベターマン」の解説の一部です。
「ニューロノイド」を含む「ベターマン」の記事については、「ベターマン」の概要を参照ください。
- ニューロノイドのページへのリンク