ドレスデン条約とは? わかりやすく解説

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ドレスデン条約

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/18 03:30 UTC 版)

ドレスデン条約: Frieden von Dresden)は、1745年12月25日に締結されたオーストリア継承戦争における講和条約である。




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ドレスデン条約

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 15:12 UTC 版)

第二次シュレージエン戦争」の記事における「ドレスデン条約」の解説

ケッセルスドルフの戦いタイミング着目すれば実に際どいものであった戦いのあった15日にはすでにカール公子軍の先鋒ドレスデン郊外到着しつつあり、ルトフスキーが会戦に及ぶ前にカール公子強行軍要請するか、あるいはルトフスキーがドレスデンの南に陣を下げていれば、また違った結果になったかもしれないとされる。もっとも同様に大王軍も15日にはマイセンエルベ川渡河しているわけで、この場合ドレスデン前面ホーエンフリートベルクの戦い匹敵する規模大会戦が行われた可能性もあった。ルトフスキーが上記選択肢を取らなかった理由については、ルトフスキーがケッセルスドルフの地形の利に自信持っていたためとも功名心ためとも言われるカール公子の方も、状況切迫しているにもかかわらず強行軍を行わなかった。 敗走したルトフスキー軍はドレスデンの南ですぐカール公子軍と合流することになるが、両者はともにドレスデン防衛諦めてピルナまで後退した選帝侯ブリュールプラハ避難した12月17日ドレスデン守備隊降伏してプロイセン軍ドレスデン入城し、翌18日大王ドレスデン到着した大王は老デッサウに会うと彼の軍歴最後勝利を讃え、会戦前のいざこざ水に流した一方同じドレスデンで、カール公子軍とほぼ同時に到着したオーストリア特命大使ハラッハが駐ドレスデン・フランス大使ヴォルグナンと会見しフランス言い分をかなり呑んだうえでの単独講和申し入れていたが、いま目の前でザクセン軍が敗走しプロイセン軍勝利を祝っている状況交渉成功するはずもなかった。ピルナの連合軍プロイセン軍圧迫されベーメンに引き下がっていたが、ザクセンはすでに軍の半数失っており、プロイセンとの講和応じ姿勢示していた。かねてよりイギリス圧力もあって、女帝はついに講和受け入れ、ハラッハに予定変更してプロイセンとの交渉席に着くよう命じた交渉は、ベルリンから出てきたプロイセン外務大臣ポデヴィルス、イギリスドレスデン大使トマス・ヴィラーズ、ザクセン大臣ザウル、そしてオーストリア大使ハラッハの四者によって行われた。 この時点戦況限ってみれば、プロイセンすこぶる優勢であったが、しかしもし戦争続行すれば、ロシア参戦を受けねばならず、またこの時のプロイセン戦争継続するのに必要な資金尽きていた。このため大王は、欲を出して戦争長引かせるようなことをせず、戦況照らして些少とも思える条件満足した12月25日、ドレスデン条約が締結され、ここに第二次シュレージエン戦争終結したフランス大使のヴァロリーは当時ベルリンにいて条約交渉蚊帳の外置かれており、プロイセン単独講和方針であるのを知って慌てて抗議した遅かった。ヴァロリーの部下ダルジェがドレスデン派遣されてきて、大王会見して翻意可能性探った。ダルジェは、ドイツ英雄なられたあなたは今度ヨーロッパに平和をもたらす役割を担う気はありませんか、という言い方大王自国への協力求めたが、大王は、それはあまりに危険な役割であり、この間ベルリンから打って出たようなときのような気分にはもうなれないと言って断ったオーストリアシュレージエン諦めるとは思えませんが、とダルジェは食い下がったが、大王は、先のことはわからないが、わが身を守るとき以外には私はもうを襲わない、と答えるのみであった条約締結される大王はすぐドレスデン去り、年が変わる前にベルリン帰還したが、このとき市民宮廷人は「フリードリヒ大王歳」の声で迎えた。「大王」の尊称はホーエンフリートベルクの戦勝後に言われたのが初出とされるが、その後いくつも戦闘勝利を収め戦争終結させたこの時以来一般に知られるようになった

※この「ドレスデン条約」の解説は、「第二次シュレージエン戦争」の解説の一部です。
「ドレスデン条約」を含む「第二次シュレージエン戦争」の記事については、「第二次シュレージエン戦争」の概要を参照ください。

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