ドレスデン楽派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 05:30 UTC 版)
「フリードリヒ・クンマー」の記事における「ドレスデン楽派」の解説
クンマーは師のドッツァウアーやロンベルク、後世のフリードリヒ・グリュッツマッハーらとともに、ドレスデン楽派と称されている。彼らの活躍により、ドレスデンは20世紀初頭まで「チェロ演奏の重要な中心地」であったと評された。 なお、ドレスデン楽派のチェリストたちの演奏方法には、共通点がいくつか指摘されている。まず、ロンベルクとクンマーは弱拍をアップボウで演奏するよう説いた。また、ピチカートを演奏する際、単音の場合は指板のC線側に置いた親指を基点にして右手の第1指か第2指ではじき、3弦のコードは順番にではなく同時に演奏した。ただ、ドレスデン楽派のチェリストたちの多くは左手を直角に構えて演奏したが、ロンベルクは手を斜めに構えていた。
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