トロッコわたらせ渓谷号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 18:00 UTC 版)
「わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線」の記事における「トロッコわたらせ渓谷号」の解説
4月から11月までの土日祝日と観光適期の平日の一部に、大間々駅 - 足尾駅間で1日1往復運行される座席定員制の観光列車である。冬季は運休となる。下りは3号、上りは4号となっている。3号では乗車当日9時より大間々駅にて先着順でトロッコ整理券所持者に対しトロッコ座席の指定を行い、途中駅からの乗車の場合には空席を指定席として案内される。4号及びガラス付き車両は全席自由席となっている。トロッコわたらせ渓谷号を往復で利用する場合、折り返しまでの時間に通洞駅を利用して足尾銅山観光の坑道見学もできる。また、3号の終点の足尾駅では同時刻発の桐生駅行き普通列車には乗り換えられない旨の案内がなされており、すぐに桐生方面へ折り返す場合には、通洞駅で折り返すように案内されている。 桐生駅では、わたらせ渓谷鐵道は通常時には1番線のみの使用であり(構造上は他の番線での着発も可能)、間藤駅では機関車の付け替え(機回し)ができないことから、付け替えができる大間々駅から足尾駅間での運転となっている(大間々駅では専用ホームの0番線発着)。なお、桐生駅 - 大間々駅間は普通列車が接続しているほか、3号に限り3号の整理券所持者のみが乗車可能な臨時列車(桐生・相老・大間々のみに停車)が運行される。 2008年9月の土曜日に限り、下り列車のみ相老発で運転された。これは、特急「りょうもう」を利用した乗客がトロッコ列車に乗り換えるためには、相老駅から大間々駅まで一度普通列車に乗り換えなければならないことから、相老駅で直接接続できるように変更したものであった。なお上り列車については従来通り大間々駅が終着駅であった。なお、桐生駅の時刻表には、大間々駅からのトロッコ列車乗り換えの案内はされていない。 また、当列車の車掌(アテンダント)をモチーフに、「足尾さきえ」というキャラクターが作られた。 停車駅 大間々駅 - 水沼駅 - 神戸駅 - 沢入駅 - 通洞駅 - 足尾駅 使用車両 牽引車のDE10形ディーゼル機関車1両と客車のわ99形客車4両からなる5両編成で運行される。客車4両は、両端がガラス窓付きの普通車両(元JR12系客車)、中間2両がトロッコ車両(京王5000系電車 (初代)からの改造)である。トロッコ車両自体には乗車口はなく、大間々駅からは最後尾の客車から乗車する。
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