坂東カーブとは? わかりやすく解説

坂東カーブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/24 13:24 UTC 版)

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坂東カーブ(ばんどうかーぶ)は、わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線沢入駅から原向駅間にある、同線で最も急曲線のカーブである。曲線半径は最小144mである[1]国鉄時代でも最急カーブと言われた。

特徴

渡良瀬川左岸の壁に沿っている。落石注意箇所となっており、前後に落石における非常信号機が設置されている。同駅間には本カーブと25の急勾配[1](足尾方面行きが上り勾配となる)があるため、速度はあまり出ない。この場所の信号装置は従来、落石用だけであったが、国土交通省JR福知山線脱線事故後の速度照査つき自動列車停止装置 (ATS) 設置を全国の鉄道会社に義務づけた頃に、速度照査式のATSが設置された。

坂東カーブを含む、沢入駅 - 原向駅間はわたらせ渓谷鐵道線で最も車窓が美しい区間[2]とされ、トロッコわたらせ渓谷号およびトロッコわっしー号は本カーブ付近で徐行・停車し、車窓の案内がなされる。2018年の秋にはわたらせ渓谷鐵道開業30周年の記念事業としてライトアップが行われた[3]

一般道からでは見ることは出来ないため、わたらせ渓谷鐵道鉄道線を利用し車窓として見るか、渡良瀬川を沢登りする必要がある。また、わたらせ渓谷鐵道の主催するツアーに限り、わたらせ渓谷鐵道線の現役線を歩き到達することができる[4]

周辺

  • 名越トンネル
  • 笠松トンネル
  • 坂東太郎岩
    • 坂東カーブの名称由来となった御影石の大岩。以前は岩に岩名が書かれていた。車窓から見ることはできない。

出典

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坂東カーブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 16:32 UTC 版)

沢入駅」の記事における「坂東カーブ」の解説

沢入駅から原向駅までの区間は、同鉄道中でも急勾配区間に当たる。落石注意する場所が数か所あり、国鉄時代にも台風大雨による落石運転を見合わせることがあった。そのひとつに坂東カーブがある。この区間も、蒸気機関車C12形による重連運転が行われていた。自力加速可能なディーゼルカーでさえも、全力力走にしても足尾方面場合40km/hが限界である。逆に桐生行き勾配を下るため惰性走行でもかなりの速度が出るために、坂東カーブ入口手前に、速度照査式のATS設置されている。

※この「坂東カーブ」の解説は、「沢入駅」の解説の一部です。
「坂東カーブ」を含む「沢入駅」の記事については、「沢入駅」の概要を参照ください。

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