determine
「determine」とは、決定・決心・決断のことを意味する表現。
「determine」とは・「determine」の意味
「determine」を名詞として用いる場合は「決定」「結論」「決断」、動詞としても用いる場合は「決心する」「決意する」「限定する」といった表現となる。過去形になると、「determined」と変化する。「determine」と似たような言葉に、「determination(決意すること・意思の強さ)」がある。ビジネスにおいては、「determine」を「確認する」「断定する」「見極める」といった意味で用いることが多い。例えば、「I did some research to determine if the data was correct.(データが正しいことを確認するために調査を行った。)」などと表現される。「determine」の発音・読み方
「determine」の発音記号は、アメリカ英語が「dɪtˈɚːmɪn」、イギリス英語が「dɪˈtɜːmɪn」となる。カタカナにすると「ディターミン」となるが、実際の発音は「ディィタァー(ル)ミィン(ヌ)」に近い音となる。「determine」の活用変化一覧
・detemining 現在分詞・determined 過去形
・determined 過去分詞
・detemines 三人称単数現在
「determine」の語源・由来
「determine」の語源は、ラテン語の「determinare」である。「determinare」は、「制限する」、「修正する」といった意味を持つ。他には古期フランス語の「determiner(決心する)」、ラテン語の「terminus(境界)」なども語源とされている。「determine」と「decide」の違い
「determine」と「decide」は、どちらも「決定する」「決意する」といった意味を持つ言葉である。同じ意味を持つということで、日本では同じ使い方をされることが多いが、ネイティブではしっかりと使い分けられる。「determine」は、根拠や確証がないことを決意したり決定したりする時に用いられる言葉である。例えば、医師免許を持っていない学生が、医師になることを決意した時には「determine」を用いる。一方「decide」は、確証があることに対して使う言葉だ。例えば、すでに医師免許を取得し自分の選択次第で確実に医師になれる状況において、医師になることを決意した場合には「decide」を用いることができる。「determine」は確証がないものに対して決意すること、「decide」は確証のある選択肢の中から1つに決めることを意味する。同じ「決定する」という意味を持つ言葉であるが、ネイティブでは異なるニュアンスとして伝わってしまうため、注意して使う必要がある。
「determine」の使い方・例文
「determine」は、「決定する」「決断する」という意味で使われることが多い言葉である。例文としては、「You decide how you act.(どう行動するかは自分自身で決める。)」、「He decided to leave his family in Japan and relocate overseas.(家族を日本に残して、海外へ転勤することを決断した。)」などが挙げられる。「determine」には、「見つけ出す」「究明する」などの意味もある。「He is trying to determine the cause of the accident. (彼は事故原因の究明を進めている。)」、「He asked that the cause of the accident be urgently determined.(彼は事故の原因を早急に究明するように求めた。)」などのように表現される。他にも、「determine」を用いた例文としては、以下のようなものがある。
・The doctors determined the cause of death.(医師が死因を特定した。)
・The police determined located the perpetrators.(警察は犯人の居場所を突き止めた。)
・We must determine why this happened.(なぜこのようなことが起こったのか、明らかにしなければならない。)
・He was determined to accomplish it alone.(彼はそれを一人で成し遂げようと決意した。)
・I determined to check with her to see why I had been dumped.(私は彼女に振られた理由を確認することにした。)
「determine」の類語
「determine」の類語としては、「resolved」「resolute」「tenacious」「persistent」などが挙げられる。「determine」の対義語
「determine」と反対の意味を持つ対義語としては、「worry」「recant」「reverse」などがある。「determine」の覚え方
「determine」を覚える時は、まずコアイメージを持つことが大切である。「determine」は、「離れる」を意味する「de」と「区切る」を意味する「term」を組み合わせて作られた言葉だ。「区切りをつけて考え事から離れる」、つまり「はっきりと考えを決める」、「決断する」といった意味となる。このイメージを持っておけば、「determine」がどういう意味を持つ言葉なのか理解しやすくなるだろう。ディターミン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/11 00:22 UTC 版)
ディターミン | |
---|---|
欧字表記 | Determine |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 芦毛 |
生誕 | 1951年4月7日[1] |
死没 | 1972年9月27日[1] |
父 | Alibhai |
母 | Koubis |
母の父 | Mahmoud |
生国 | ![]() |
生産者 | Eslie Asbury[1] |
馬主 | Andrew J. Crevolin[1] |
調教師 | William Molter[1] |
競走成績 | |
生涯成績 | 44戦18勝[1][2] |
獲得賞金 | 573,360ドル[1][2] |
ディターミン(Determine, 1951年4月7日 - 1972年9月27日)はアメリカ合衆国の競走馬・種牡馬。1954年のケンタッキーダービーに優勝した。
経歴
- 特記がない限り、競走はすべてダートコース。また当時はグレード制未導入。
ケンタッキー州の生産者であるエスリー・アスブリーが生産したサラブレッドの牡馬である。小柄な芦毛の馬で、体高は15ハンドほど、体重は900ポンドを下回る程度であったという[1]。その体格から、のちにケンタッキーダービーに優勝した際には「ピントサイズの牡馬[3]」「小さな包装のダイナマイト[4]」などとあだ名された。
ディターミンは1952年のキーンランドのサマーセールに上場され、自動車販売業者のアンドリュー・J・クレヴォリンに12.000ドルで購入された。競走馬として登録する段になって、同馬の馬名申請はなかなか通らずクレヴォリンは困っていたが、夫人の勧めで「determine(決定する)」という名前にしてみたところ申請が通ったという逸話がある[1]。ウィリアム・モルター調教師に預けられたディターミンは2歳になった1953年にカリフォルニア州でデビューし、その年だけでサンフランシスカンハンデキャップ(8ハロン)とロバートオブライエンハンデキャップ(6ハロン)の2競走で優勝し、早くも自身の購入額の倍以上を稼ぎ出した。
3歳になった1954年、ディターミンは西海岸3歳戦の最重要競走であるサンタアニタダービー(10ハロン)で優勝した。ここで馬主のクレヴォリンはケンタッキーダービー(10ハロン)への出走に意欲を示したが、調教師のモルターはリスクを考えて遠征を渋っている。結局遠征は実現したが、その際にディターミンは帯同馬と空輸されることになり、もし機内で暴れた場合はモルター自ら馬を射殺するという条件のもとの輸送であったという[1]。輸送後、ディターミンはダービーから4日前に行われるダービートライアルステークス(8ハロン)に出走し、ここで強豪ヘイスティロードと初顔合わせとなった。この競走ではトラックレコード対決となり、結果ヘイスティロードがアタマ差でディターミンを抑えて勝利し、3着馬はディターミンから11馬身も離されていたという。
5月1日のケンタッキーダービー当日、鞍上にレイモンド・ヨークを乗せたディターミンは単勝オッズ5倍と2番人気に支持されていた。スタート直後に外側から他馬にぶつかられてヨークは落馬しかけるが、体勢を立て直すことに成功する。そして先頭に立っていたヘイスティロードを残り半ハロンのところで捕らえ、1馬身差をつけて優勝した[3]。ディターミンの優勝は芦毛馬による初のダービー制覇でもあった[1]。この時点でディターミンは3歳春に9戦をこなしており、モルターはこれ以上無理させられないと残りの三冠戦を回避してカリフォルニアへと戻った[5]。
その後のディターミンは主に古馬戦に使われていたが、顎の感染症のために休養を要したり、またハンデキャップ戦の斤量に苦んだりしながらも4歳までに44戦18勝の戦績を挙げて引退した。
主な勝鞍
- 1953年(2歳)
- サンフランシスカンハンデキャップ、ロバートオブライエンハンデキャップ
- 1954年(3歳)
- サンタアニタダービー、ケンタッキーダービー、ベイメドウズダービー、ゴールデンゲートハンデキャップ、デボネアステークス、サンフェリペハンデキャップ、サンガブリエルステークス、オークランドハンデキャップ、サンホセハンデキャップ、ピータークラークハンデキャップ
- 1955年(4歳)
- サンタアニタメーチュリティ(繰り上がり)、ゴールデンゲートマイルハンデキャップ、マリブセケットステークス、イングルウッドハンデキャップ
- 出典:[1]
種牡馬入り後
ディターミンは90万ドルのシンジケートを組まれて、カリフォルニア州のホナータ牧場で種牡馬となった。その後1972年に腎臓疾患がもとで同地で死亡した。遺骸は同牧場に埋葬されている[1]。
アメリカジョッキークラブの調べによれば、ディターミン産駒334頭のうち211頭が勝ち上がり、21頭がステークス競走で勝ちを挙げたとある。代表産駒には2代にわたってケンタッキーダービーを制したディサイデッドリー(Decidedly, 1959年生)などがいる。
血統表
ディターミンの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ハイペリオン系 |
[§ 2] | ||
父
Alibhai イギリス 栗毛 1938 |
父の父
Hyperionイギリス 栗毛 1930 |
Gainsborough | Bayardo | |
Rosedrop | ||||
Selene | Chaucer | |||
Serenissima | ||||
父の母
Teresinaイギリス 栗毛 1920 |
Tracery | Rock Sand | ||
Topiary | ||||
Blue Tit | Wildfowler | |||
Petit Bleu | ||||
母
Koubis アメリカ 芦毛 1946 |
Mahmoud フランス 芦毛 1933 |
Blenheim | Blandford | |
Malva | ||||
Mah Mahal | Gainsborough | |||
Mumtaz Mahal | ||||
母の母
Brown Biscuitイギリス 黒鹿毛 1936 |
Sir Andrew | Sir Gallahad | ||
Gravitate | ||||
Swing On | Whisk Broom | |||
Balance | ||||
母系(F-No.) | (FN:5-j) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Gainsborough 3x4 | [§ 4] | ||
出典 |
母馬コウビスはアスブリーの生産馬で、生まれた時から口蓋が裂けていたものの、医師であるアスブリーが独自の治療法で修復したという逸話がある[1]。ほか、3代母のスウィングオンはシービスケットの母馬としても知られる。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n Avalyn Hunter. “Determine (horse)”. American Classic Pedigrees. 2021年8月24日閲覧。
- ^ a b “Determine (USA)”. EQUIBASE. 2021年9月8日閲覧。
- ^ a b “Determine makes history winning Kentucky Derby”. Saskatoon Star-Phoenix. (1954年5月3日) 2012年8月22日閲覧。
- ^ “Determine wins Kentucky Derby with fast stretch run”. Reading Eagle. (1954年5月2日) 2012年8月22日閲覧。
- ^ “Determine, Derby victor, skips Preakness”. Pittsburgh Post-Gazette. (1954年5月4日) 2012年8月22日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|Determine(USA)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. JBISサーチ(JBIS-Search). 日本軽種馬協会. 2021年9月8日閲覧。
- ^ a b c d “Determineの血統表”. netkeiba.com. 2021年9月8日閲覧。
外部リンク
- ディターミンのページへのリンク